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2014年4月 5日 (土)

3号機で「核爆発」が起きた!?藤原節夫(元原子力安全基盤機構)さんの説

 東電福島第一原発3号機で「核爆発」が起きた!?

 私は専門家ではないので断定できません。

 藤原節夫さんの見解を紹介します。

<【核爆発論拠1】3号機爆発でのオレンジ色の光は、原子炉建屋中央部からではなく、原子炉建屋南部(使用済み燃料プールの上方)から発生した。核爆発の特徴は、ピカドンであり、核爆弾と同様、内包するエネルギーが膨大で、熱線、ガンマー線が発生する。温度も1万度以上に上昇する。そのため、ピカッと、明るいオレンジ色に光る。3号機使用済み燃料プール内の燃料が核爆発したとすると辻褄が合う。もし、水素爆発でオレンジ色の光が発生したとすれば、原子炉建屋5階に充満した水素ガスの爆発ゆえ、最高温度空間は原子炉建屋中央上方となる。したがって、オレンジ色の光は、原子炉建屋中央部から発生するはず。もっとも、水素爆発では超高温にはならないため、オレンジ色の光が発生しない。福島3号爆
発のようなオレンジ色の光と黒いきのこ雲が、大気圧の水素爆発で果たして発生するのかどうかは、水素爆発実験で一目瞭然となる。理科教室の水素爆発実験では、オレンジ色の光は発生しない。

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【核爆発論拠2】福島3号使用済み燃料プール付近の屋根フレーム鉄骨が局所的に飴細工のようにひん曲がった。燃料プール使用済み燃料集合体での局所的な核爆発と考えられる。単位体積当たりの発生熱量が大きいため、局所的に1万度以上の超高温部が発生した。局所的な超高温部からの熱線、ガンマー線に晒された屋根フレーム鉄骨は瞬間的に熱を吸収し、飴細工のように曲がる。これは広島の原爆ドームの鉄骨の曲がり方と同じ。もし、水素爆発だとすると、原子炉建屋5階全体での均等爆発となる。単位体積当たりの発生熱量が小さいため、局所的な超高温部は存在しない。したがって、屋根フレーム鉄骨自体は曲がらない。水素爆発の場合には、フレーム鉄骨全体が格子状のままの福島1号爆発、福島4号爆発と
同じ状況となる。理科教室の大気圧水素爆発実験でも、ペットボトルすら溶けることはない。

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【核爆発論拠3】3号機爆発での「きのこ雲」は黒煙であった。核爆発の場合には、超高温となり、燃料ペレット中の金属成分までも蒸発してしまう。金属成分が蒸発すると黒く見える。このため、黒煙ができた。もし、水素爆発だとすると、酸素と水素が化合反応で結合した後に、水蒸気の断熱膨張となる。爆発後は内部温度が下がってくるため、水蒸気は水滴となり、福島1号機同様、白煙となる。

【核爆発論拠4】きのこ雲が600mもの上空に上昇した。核爆発の場合には、発生エネルギーが膨大で、煙が超高温となり、ガス膨張力が強いために、だんだんと膨張しながら、上昇気流に乗って600mも上昇した。その際、周囲の空気を下から巻き込むため、きのこ雲の形状となった。きのこ雲は小型原爆実験での映像と類似形状であった。もし、水素爆発だとすると、核爆発と比較して、単位体積当たりの発生熱量が小さく、温度が低く、ガス膨張力が弱いため、600mもの上空には煙が達しない。

【核爆発論拠5】3号機原子炉建屋は、建屋南部(使用済み燃料プール部上方部)を中心にして屋根が破壊されている。使用済み燃料プール内の燃料集合体が核爆発したとすると辻褄が合う。もし、水素爆発だとすると、原子炉建屋5階に充満した水素が爆発するために、屋根、建屋がある程度均等に破壊される。その点、福島1号機、4号機は屋根、建屋がある程度均等に破壊されていたため、水素爆発である。

【核爆発論拠6】きのこ雲から、巨大な瓦礫が落下した。核爆発が使用済み燃料プール内で生じて、燃料プール上方にある、燃料取り扱いクレーン用モーター、巻き上げ機等を上空に吹き飛ばして、この巨大瓦礫になったものと推測される。もし、水素爆発だとすると、原子炉建屋5階全体空間の爆発のため、5階空間内(圧力境界内)下部にあるクレーン用モーター、ワイヤー巻き取り器等を上空高く吹き飛ばすことはない。水素爆発で上空高く持ち上がるものは、爆発の圧力境界外にある屋根材(スレート材とかパネル材)だけ。したがって、きのこ雲から、巨大な瓦礫が落下することはない。

【核爆発論拠7】プルトニウムが飯館村、米国まで飛散した。これは、核爆発により、使用済み燃料プール燃料ペレット中の金属成分が蒸発したものである。もし、水素爆発であったなら、プルトニウムの発生源は、格納容器内の炉心溶融物(コリウム) に限定される。しかし、炉心溶融物(コリウム) のプルトニウムは二酸化物(PuO2)のままの状態となっており、酸化珪素焼結物(SiO2、瀬戸物)と同様に蒸発飛散はしない。

【核爆発論拠8】福島3号原子炉建屋5階の使用済み燃料プール床面に燃料被覆管と推定される破片が発見された(無人ヘリコプター撮影)。核爆発の際に、使用済燃料プールに保管していた新燃料集合体が破壊され、生じた被覆管破片瓦礫である。なお、新MOX燃料集合体を使用済燃料プールに保管していた場合には、遅発中性子割合が0.2%で、ウラン燃料の遅発中性子割合0.65%に比較してかなり小さいため、即発臨界(核爆発)を生じやすい。もし、水素爆発であれば、使用済み燃料プール水面上方空間での爆発なので、燃料集合体の燃料棒被覆管破片瓦礫が存在しない。

【核爆発論拠9】福島3号きのこ雲からの落下瓦礫により3号タービン建屋屋根に直径14mと直径4mの大穴2個。屋根修理の作業員が12mSvの大量被ばく。核爆発の場合は、瓦礫に大量放射能がある。もし、水素爆発であれば、3号機タービン建屋屋根には、大量放射能がないため、大量被ばくはない。

【核爆発論拠10】福島4号機は、オープンエアーの中で工事をやっていたけれども、3号機側に衝立(バリア)を建てていた。これは福島3号機からの高放射線を遮蔽するためという東電説明であった。福島3号機瓦礫から高放射線があるということは核爆発の証拠である。もし、水素爆発であれば、福島1号機同様に福島3号機側に高放射線源がない。

【核爆発論拠11】平成25(2013)年7月23日、24日に、7月18日の3号機蒸気噴出(湯気とも言う)の原因究明のために、東電が、福島3号機コンクリートシールドプラグ周辺の雰囲気線量測定し、最大値 2,170mSv/時を確認した。 放射線源の場所と湯気の場所とは関係なかった。高放射線源の場所は、コンクリートシールドプラグ上の瓦礫集積場所であった。コンクリートシールドプラグ上の瓦礫は、使用済燃料プール核爆発で生じたものと推定できる。高放射線源は、瓦礫中の核燃料ペレット等である可能性大。もし、水素爆発であれば、瓦礫集積場所が高放射能になることはない。

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