「マークⅠ型BWRは、設計上の問題が致命的です」アーニー・ガンダーセン
<アメリカに三五基、日本に十数基あるマークⅠ型BWRは、設計上の問題が致命的です。バーモント・ヤンキー原発ではここ何年もマークⅠの格納容器が槍玉に挙がっています。明らかな弱点を抱えているからです。>
<バーモント・ヤンキーが操業を開始した頃、一九七二年九月二五日の内部メモによると、米原子力委員会(AEC)は初期のマークⅠ型の圧力抑制室があまりに危険であるため使用を禁止することまで検討していました。>
<マークⅠ型の原子炉については、福島第一原発の事故まで実物大の試験が行われていません。>
<実験で、圧力抑制室に蒸気を送り込みました。すると、蒸気は凝縮し気泡が抑制される想定だったのに、水面が数メートルも持ち上がったのです。>
<想定された下向きの力が生まれるのではなく、上へと向かったのです。>
アーニー・ガンダーセン『福島第一原発――真相と展望』集英社新書
設計したゼネラル・エレクトリック(GE)には「原賠法」は適用されません。
GEには「製造物責任」があるのです。
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