UK論 警察が宇都宮けんじさんにバカげた質問「坂本郁子さんは学生運動はやっていなかったのか。内ゲバに巻き込まれたとは考えられないか」地下鉄サリン事件
警察は裁判官よりダメダメでした。
普通の捜査をやっていたら地下鉄サリン事件は防げました。
<無差別テロ事件に突き進むほどにオウム真理教を増徴させた要因に、警察の捜査の遅れと誤りがあります。神奈川県警は、一九八九年一一月の坂本弁護士一家拉致事件を、一家の”失踪”事件として片づけてしまいました。現場に残された犯罪の痕跡をろくに調べもしなかったのです。それどころか、あらぬ方向で捜査を進めました。事件後、私の事務所の者は、私を含めて全員が神奈川県警から事情聴取されました。そこで聴かれたのは見当違いも甚だしいことばかりでした。
「坂本郁子さんとはどんな人だったのか。学生運動はやっていなかったか。内ゲバに巻き込まれたとは考えられないか」。まったく的をはずれた質問です。>
「番外編 私とオウム真理教」
坂本郁子さんの手帳に連絡先が書かれていたのでしょう。
私がバイトしていた池袋立教通りのバーにも警察がやってきました。
それにしてもひでえ質問です。
確かに立教大学は過激派の拠点であり、
郁子さんと私らが入学した頃はまだ、
内ゲバ事件が少なからずありました。
それにしても、公安警察はこんなことを考えていたのでしょうか?
「立教大生≒中核派≒内ゲバ」
名誉毀損です。
ふ・ざ・け・る・な!!
<さらに「借金をしていなかったか。多重債務を背負って夜逃げしたのではないか」。ここまで頓珍漢な質問をされると、呆れて物が言えません。
こうした捜査の怠慢を嘲笑うかのように、麻原や幹部と実行犯は素知らぬ顔でドイツに出国しました。坂本弁護士の自宅からプルシャが発見されるや、さっさと高飛びしたのです。この動きは、私たち弁護士やオウムの動向を追うジャーナリストはみな知っていました。しかし、警察はまったく情報をつかんでいなかったのです。ドイツでは、実行犯の村井秀夫や早川らが鉄板の上に自らの指を当て、証拠を消し去るために諮問を焼いています。>
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