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2014年1月23日 (木)

UK論「てめぇ、この野郎!宇都宮いるか!」業者の怒号と2度目の事務所”クビ”宣告 宇都宮けんじ

<私は社交性があるほうではなく、人付き合いは得意ではありません。>

<自分の顧客は一向に増えずスケジュール帖は真っ白、事務所の仕事以外には仕事がないという状況が長く続きました。仕方なく午前中は喫茶店で時間をつぶし、モーニングサービスを食べながら漫画雑誌の『モーニング』を読む、といった日々を過ごしていました。「ああ播磨灘」や「課長島耕作」を読んでは、みんな苦労しているな、と励まされたりもしました。

 そのうち、あっというまに七年が過ぎました。ある日、ボス弁から呼び出され、告げられました。「宇都宮君、あなたもそろそろどうですか」。他のイソ弁はみな独立している。あなたもその時期ではないか、というわけです。要するに肩たたきに遭ったのです。>

『弁護士、闘う』岩波書店

 イソ弁=先輩の弁護士(ボス弁)の事務所で働く、修行中、独立前の弁護士。

 宇都宮さんはボス弁に頼み込んで1年間の猶予をもらったがダメダメ。

 クビになって、なんとか次のボス弁事務所にもぐり込み、

 人生を決定づけるサラ金事案と出会う。

<私が手がけるサラ金事件は増えていきました。それにつれ、サラ金業者から脅迫まがいの電話が頻繁にかかるようになりました。「てめぇ、この野郎! 宇都宮いるか!」と、彼らは電話口で怒鳴りまくります。

 すると女性事務員が恐がって、私も居心地が悪くなります。二度目の就職先も普通の法律事務所で、離婚や相続など一般的な事件を扱うとともに、一〇社ほどの中小企業の顧問をしていました。その企業の社長や総務部長がはりっとした背広を着て訪ねてくるなかに混じり、よれよれの服を着て今にも倒れそうな様子の人が列をなしてやって来ます。それが私の相談者でした。苛酷な取り立てに追われ、青息吐息の彼らから事件を受注すると、すぐに何十ものサラ金業者から一斉に電話がかかってきます。その光景をみて眉をしかめる人も、なかにはいました。

 三年ほど経ち、ついにボス弁から予感どおりの話を切り出されました。「宇都宮君、あなたは優秀だから、将来、私のパートナーとして働いてもらいたいと思う。けれども条件が一つある。あの品の悪いサラ金事件から手を引いてくれないか。>

<いよいよ独立する決心を固めました。結局、私は、一つめの事務所に八年、二つめの事務所に四年、合わせて十二年もイソ弁の立場に甘んじていたことになります。そして、事実上のクビという屈辱を二度も味わったのです。>

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