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2014年1月23日 (木)

UK論 漁船が動き出すと、父方の祖母が大声を張り上げ、「万歳、万歳、万歳!」、両手を上げて何度も叫びました 宇都宮けんじ

 宇都宮けんじさんの父親は7人兄弟の6番目だったため、

 田畑を受け継ぐことができませんでした。

 けんじ少年が小3だった頃、

 一家は愛媛県田之浜から国東半島に移住します。

 開拓農家の子になります。

<それでも父は、誰にも負けないほど懸命に働きました。朝の三時か四時頃、空が白み始めるとすぐに仕事を始め、星が出る七時か八時になってようやく帰ってくるのです。特に冬場は大変でした。土の中に石があり、その石にバチ(引用者・註 頑丈な鍬)が当たると衝撃で手が痺れます。皮が裂けて肉が見えることも珍しくありませんでした。そんな時でも、その裂け目にワセリンを擦り込むと、すぐに作業に戻りました。>

『弁護士、闘う 宇都宮健児の事件帖』岩波書店より

 人生の意味とは、何か?

<それほど大変な苦労をしながら、父は愚痴一つこぼさず、戦傷による左足の後遺症に悩まされながらも、ただ黙々と働き続け、ついに、二町を超える畑を開墾しました。田之浜でいえば、一町(一〇反)を超えればもう大百姓です。>

 人間の価値とは、何か?

<私は、誰よりも父を尊敬しています。なぜなら、人一倍器用に魚を釣ることができ、誰にも劣らず上手に農作物を作ることができるからです。しかも、自分のことは後回しにして、家族のために献身的に働いてくれます。父のような名もなき庶民の苦労が報われる社会にしたい、その思いが弁護士を志望する動機になりました。>

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