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2013年12月 8日 (日)

特定秘密保護法「成立」12・6国会周辺抗議の真実http://www.mag2.com/m/0001577514.html

「特定秘密保護法に賛成した議員ども……バーカ、バーカ、バーカ」

 2013年12月6日23時22分。特定秘密保護法案があっさりと成立した。

「バーカ、バーカ、バーカ、バーカ」

 国会周辺で抗議をしていた数百人は落胆の声に包まれた……わけではない。奇妙なほど静かだった。

 抗議をリードしたミュージシャン、火炎瓶テツさんが「解散」を促すラップを歌い始めて……しかし……。

「バーカ、バーカ、バーカ、バーカ」

 テツさんからマイクを奪い取った若い男は、ただひたすら、

「バーカ、バーカ、バーカ、バーカ」

 ……5歳児か!?

 記者から問いかけられた。

「今、どんな心境ですか?」

 そんなもん、笑うしかないだろう。

「バカってゆうやつがバカじゃ!」

 ……私も5歳児か!?

「3・11」後に自然発生した日本の抗議行動はいったいどこに向かっているのか?

 数時間前の日比谷野外音楽堂。3000人収容の集会会場は群集で埋め尽くされ、外は入りきれない約12000人(主催者発表)がとり囲んでいた。

「すごいことになったねえ。私が初めてテツさんの秘密法抗議に行ったときは30人ぐらいしかいなかったのに」

「3・11」以前、小林よしのりの大ファンだったという女性がうめく。

 そのときは私も「今夜はすごいことになるぞ」と思ったが……。

「組合の旗って、なんのために立ててるの?」

 素朴な疑問である。

「ここが集合場所だ、っていう目印? ……じゃないよなあ」

 私も考え込んでしまう。

「私たちはここにいるぞ、ってこと?」

「こんな旗だらけの場所、一般ピープルは怖くて入れないよ」

 入り口では過激派が勝手に独自集会をやっていて、勝手にシュプレヒコールを叫び、主催者からマイクで叱られて黙った。

 どこが過激なの!?

 毎週金曜日、首相官邸前で抗議を行っている首都圏反原発連合(反原連)は、2012年5月から組合、政党の旗を排除した。

<反原発・脱原発というテーマと関係のない特定の政治団体や政治的テーマに関する旗やのぼり、プラカード等はなるべくご遠慮ください。>(抗議参加への呼びかけ文)

 そのわずか2ヵ月後の6月29日。反原連は20万人を集め、野田佳彦首相との面会も実現させた。

 私は「新しい抗議の形」を誕生させた反原連を心から尊敬している。

 たったひとり、総務省の前で不正選挙抗議をやっていて、こう声をかけられたことがある。

「あっち(官邸前)に行って大勢の前で話せばいいのに」

 私は困った。困ってしまう提案。

「不正選挙って言っただけでマイクを奪われた人がいるんですよ」

 実際、反原連の中心メンバーである野間易通さんはこんなツイートをしている。

<不正選挙なんて言ってるやつらは電波運動>

「だから私、あっちはダメなんすよ」

 官邸前でプロ歌手のランキン・タクシーが歌うと反原連メンバーが、

<「あのすいません、キリがないんで、これ以降歌はご遠慮ください。ほんとにすみませんけど、抗議の方法にもいろんな個性があると思いますが、キリがありませんので」>(野間易通『金曜官邸前抗議』河出書房新社)

 えーっ!? 歌もダメだったの!?

「キリがない」って何!?

<ひとつは、ここが怒りの抗議行動の場であること。歌やパフォーマンスは、そうした要素を薄めてしまう。ランキン・タクシーはプロフェッショナルだから彼特有の批評性を存分に発揮した新作<原発ガッカリ音頭>の2番を歌うことによってパフォーマンスを抗議としてきちんと成立させている。しかし、そうでない人がその後いろんな歌や詩を披露する場になるようなことは、避けなければならなかった。「キリがない」というのは、そういう意味である。>

 ……うーん……この説明で納得できる?

 反原連の「再稼動反対」連呼型のコールを聞きながら、

「私、これダメ。なぜか、交通事故の後遺症がぶり返してしまう」

 そう言った人がいたが、彼女にとってランキン・タクシーの登場は、一服の清涼剤として大歓迎だったはずである。

「自由のない国、絶対反対!」(火炎瓶テツのコール)

 11月26日。特定秘密保護法案が衆院を通過した夜。テレビは国会議員会館前の抗議の映像を初めて流した。

 やきとん屋のカウンターで私はこううめく他なかった。

「ショボイよ!! ショボすぎる」

 テレビは、園良太さんがリードする抗議の様子だけ放映した。このとき、抗議の声は三つに分断されていた。

 園良太さん一派と首相官邸前の火炎瓶テツさん一派。そして、国会議事堂正門前に陣取った、反原連のメンバーでもある「怒りのドラムデモ」一派。

 園さんはテツさんと合流しようとしたが、警察に阻止されてしまった。園さんは群集を国会側の道に誘導して警察ともみ合い寸前となったが、私は、

「これ、道路交通法違反になっちゃうよ!」

 国会側の道が通行不能となっていたからだ。園さんは執行猶予判決を受けている。逮捕され有罪になると最低1年は牢獄でしゃがんでいなくてはならなくなる。

「園さんを守らねば」と私は思い、誰かが、

「一回引こう」

 私は考え込んでしまう。

 反原連は「自由のない抗議」をしたから20万人を集められたのか? 彼らが正しく、他の抗議行動は間違っているのか?

 野間易通さんの一派と火炎瓶テツさんの一派はなぜ、分裂してしまったのか?

 しみじみ思うよ。

 仲良くいっしょに抗議をしましょうよ!

 つづきはメルマガで

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