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2013年11月17日 (日)

「機密保護法の必要強調」「首相、ついに本音」1972年4月8日毎日新聞夕刊http://www.mag2.com/m/0001577514.html

 特定秘密保護法により、ジャーナリスト、ノンフィクション作家は逮捕されてしまうのか?

 そんな疑問に対し、森雅子担当大臣はこう答えている。

「著しく不当な方法による特定秘密の入手は、取材であっても処罰対象」

 ……いや待て。「著しく不当な方法」って何!?

「それについては判例があります。西山事件の判例と匹敵する行為です」

 のけぞるよね。

 森雅子はしれっとして西山太吉氏の名前を出してきた。

 ここに安倍晋三政権の危険性とともに信じがたい無能ぶりがさらけ出されている。

 西山事件とは、現役の新聞記者が「国家公務員法」違反で逮捕される、という前代未聞の不当逮捕であった。

 毎日新聞の政治部記者だった西山太吉氏は、外務省の女性事務官から極秘電信文を入手した。

 どこが「処罰対象」なのか!?

<言論機関は、国民の“知る権利”にこたえ、最大限の努力を払って“知らせる義務”がある。>

<われわれは、自由な社会における新聞報道の立場は、たとえ外交交渉の機密といえども、その取材の自由は、いささかも拘束されないものと信じている。>(毎日新聞編集局長 中谷不二男『毎日新聞』1972年4月5日)

 当たり前である。

 西山氏が入手した極秘電信文こそ「国民の知る権利」にど真ん中でこたえるものだったのである。

 この年の5月に発効する沖縄返還協定では、米軍用地復元補償金400万ドルを米側が日本に支払う、とされていた。

 しかし、米国は1ドルも払わなかった。

 島を大地を蹂躙された沖縄の人たちに支払われるべきドルだが、実は、日本側がこっそりと「肩代わり」していた。当時のレートで12億円強は日本人がアメリカ人に渡し、アメリカ人が「払ったこと」にしていた。

 西山氏は、現在もつづく「日米同盟」の闇を暴き、日本の「対米隷従」の姿を白日の下にさらした。

 西山氏は、日本人が最も「知りたかったこと」を日本人に伝えたのである。

 問題があるとすれば、この事実を西山氏が『毎日新聞』に書くことなく、社会党の議員に渡したことだろう。

 国会はむちゃくちゃな騒ぎとなった。審議は中断した。

 激怒した佐藤栄作内閣と外務省、警察は「国家機密漏えい」の犯人探しに躍起となった。

 外務省の蓮見喜久子事務官が警察に出頭。結果として西山氏は「情報源の秘匿」というジャーナリストの鉄則を破ることとなった。

 5日後に拘束を解かれた西山氏は、深夜の記者会見でまず、そのことを詫びた。

「蓮見さんにご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思っています」

 翌日の記者会見で西山氏は力強く宣言している。

「官房長官をはじめ、今いわれている秘密というのは、政府が設定する。その秘密をわれわれが明らかにするのが記者の権利でもある」

 なぜ、今、「記者の権利」を語り、特定秘密保護法反対を叫ぶ人がひとりもいないのか!?

「政府の秘密を取材してはならないというが、政府が設定した秘密の取材活動を規制することになると、政府の都合のよいことだけが世間に知らされ、都合の悪いことははずされていく。民主主義の根本的なものが遮断されてしまう。知る権利が破壊される」

 実はこのとき、特定秘密保護法の原型が生まれていたことをご存知だろうか?

 西山太吉氏逮捕3日後の4月8日。佐藤栄作は突如としてこんなことを言い出した。

「国家の秘密はあるのであり、機密保護法制はぜひ必要だ」

「今回の問題と結びつけるとむずかしくなるが……機密保護法はどうしても必要である」

 つづきはメルマガで

http://www.mag2.com/m/0001577514.html

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