追悼 今井良晴リングアナ 最後のツイートは「反原発一本~!」http://www.mag2.com/m/0001577514.html
「親の因果が子に報い、小型で特殊なこの体」
「生まれてすみません」
「神様の失敗作、東北の恥……角掛留造!」
リングアナウンサー、今井良晴(ながはる)さんが亡くなった。
53歳。若すぎる。
反骨のリングアナ、最後のツイート。
<ついに有権者になって初めて国政選挙に行けなかった、届かぬ声をリングアナ調で…、反原発一本~!>
1990年代中番。空前の女子プロレスブームのさなか、私は小人プロレスを取材した。その書名は、
『トンデモ悪趣味の本』(別冊宝島250)
スカトロ、SM、同性愛……そんな世界に小人プロレスを入れ込むのはいくらなんでも失礼。取材を断られるかなあ、と思っていたが、今井さんは静かにこう言った。
「取材してください。お願いします。ただ、特別扱いをしないでくださいね。極限のトレーニングを積んで、リングで勝負する。新日本プロレスの選手、アントニオ猪木さんと何も変わらないんで」
後楽園ホールの通路。40歳になった角掛留造選手の全身タイツの背には6本の黒い脚と赤い紙がくっつけられていた。今日の試合の小道具である井上貴子のヌード写真集を持っている角掛選手にカメラを向けると、嬉々として「センズリポーズ」をとってくれる。
アントニオ猪木と同じ……なのか?
そこに当の井上貴子選手が通りかかり、
「何やってんの? これ何よ?」
変なコスチュームをからかうと、
「わかんねえよ。俺にも」
試合前の「ミーティング」の場にカメラが入ったのも、おそらく、我々、宝島取材班が日本初だろう。
小人レスラーには控え室もなく、シャワー室で試合の組み立てが話し合われる。コンダクターである村山大値レフェリーが、
「ブッタマンがそこで尻やれよ。そうしたら……」
尻やれ、とは何か?
身長143センチ、体重100キロ超のミスター・ブッタマンがタイツをずり下げ、相手の顔面に肛門を押し付ける、という荒業。
相手が場外に逃れると、今井アナが「危ないですから」ではなく、「汚いですからお下がりください!」と叫ぶ。
「尻やって、次は……うーん。こうやって決めても、どうせお前ら、忘れちゃうんだろうけどなあ」
狭いシャワー室におもちゃのピストルの音が鳴り響く。耳を押さえる3人の小人たち。
たった3人。
「俺の動きで笑い死にするやつがひとり出れば本望」
そう豪語した天草海坊主は足が不自由となってリングを去った。
『8時だよ!全員集合』の舞台になんの脈絡もなくあられ、走り抜け、100万人の子どもたちを大爆笑させたミスター・ポーンは、試合中に突然、足が動かなくなり、そのまま車椅子の生活に入った。
目が見えなくなってリングを去ったプリティ・アトムの享年は50歳。
ミスター・ポーンは、小人の存在をこう表現した。
「会社にとって、俺たちは危険物だから」
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