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2013年7月 7日 (日)

不正選挙に勝つ!「不滅の女子」犬丸かつこ伝説 疑惑の会社「ムサシ」に単身乗り込む #不正選挙http://www.mag2.com/m/0001577514.html

高円寺の北口にはいい感じの広場があって、七夕の日のかんかん照りのなか、犬丸勝子候補の到着をもう30分も待っている。

頭の片一方でこう思う。

「また道に迷っているんだろうなあ。衆院選、福岡で5千票も獲得したのに、なぜ、犬丸さんは東京から出馬したんだろう? 東京の地理も土地柄も知らないのに」

 頭のもう一方で、「私の英雄」の言葉が燦然と輝いている。

<勝ち負けではない。何に美しさを感じるか? それをはっきりさせるのがプロ。今の野球は損得だけの野球だよ。>(江夏豊)

「損か? 得か?」……誰だって、そんな尺度で生きている。

 2012年12月。犬丸勝子さんは、衆院選に無所属で立候補し落選。供託金300万円を没収された。

 普通なら、これで懲りる。大金持ちでないかぎり、二度と無謀な挑戦などしない。

 300万円をドブに捨て、犬丸さんはしばし、日常へと舞い戻った。

 介護施設運営者。夜中に電話が鳴ると、一人暮らしの老人の自宅に車を走らせる。

 闇。孤独。ヘッドライトのなかの雨。

「ちょっとの間、会えなくなるね」

 老人たちにそう言い残し、犬丸さんは「魔都」東京にたった一人で乗り込んできた。

「衆院選は不正選挙なんです!」

 新宿アルタ前。声を張り上げても、振り向く人すらいない。

「挨拶をしてきます」

 平日の閑散とした新宿東口。最初に声をかけた初老の男はこう言った。

「わしはホームレスなんや。住民票あらへん。選挙に行けないんやから、握手しても無駄やで」

 ……泡沫候補。

「その言葉を聞くとさびしくなるね」と言って犬丸さんは笑った。

 ならばなぜ、再び無謀を行うのか?

 教師という安定した仕事を投げ捨て、どんな理由で、自ら「泡沫候補」の汚名を着るのか?

 街頭演説を聴いていて、わが耳を疑った。

「政党さんから『うちから立候補しませんか?』と声をかけていただきました」

 私が政治家になりたいと思っているなら、絶対にその誘いを受ける。既存政党から立候補をする。

 なぜなら、供託金300万円が戻ってくる確率が格段に上がるからだ。組織が300万円を取り戻してくれる。

 供託金返済が保障されているのなら、国政選挙ほど楽しいイベントはない。

 参院選候補を応援している。それだけの理由で、私は今、電車もバスもただ乗りしている。なんの断りもなく、みなさんの血税をちょろまかし、私は0円でどこまでも移動する。

 そんなバカな話がありますか!?

 私は小博打が大好きな老いたパンクである。赤いスリムジーンズにチェックのシャツというチンピラな格好で、あの東京都庁というバカげた建物のなかを歩いていると、

「○○広告社ですが、事務所は決まりましたか?」

「××広告社です。お時間をいただけませんか?」

「便宜を図る準備はあります」

 次から次に声をかけられる。

 やつらは何者なのか?

 ひとことで言えば、税金という名の砂糖に群がる蟻どもだ。

 国政選挙とは、つまり、数年後とに繰り返される「税金泥棒全国大会」にすぎないのである。

 このありさまはなんだ!?

 選挙の直前。テラッテラの薄笑いで「この国の未来」「希望」「活力」「奉仕」を語りながら、実は金の算段に没頭しているのが日本の政治家どもなのだ。

「税金をどう山分けするか?」

 それしか頭にない。

 そんなバカ合戦のさなか、我らが犬丸勝子候補は何をやっていたのか?

「衆院選が不正選挙ではない、ということを証明してください」

 東京都選挙管理委員会の職員をガンガンにとっちめて、

「ならば、『ムサシ』に行きましょう」

 犬丸勝子候補は、日本の選挙をほぼ一社独占する疑惑の企業「ムサシ」に単身乗り込んだ。

 リチャード・コシミズさん! あんたは、取材をして「ムサシ」のことを書きましたか。

 電話一本かけるわけではない。開票所を見学することすらしない。ただただ、パソコンの前に座りっぱなしで、

「ムサシの株主は安部晋三だ」「いや、ゴールドマン・サックスが黒幕だ」「いや、ユダヤ金融が」……その他いろいろ。

 バカなこと言ってんじゃねえぞ!!

「不正選挙」をめぐるネットの言説の大部分が、ウソ、妄想、たわごとだということは、東京銀座の「ムサシ」東京支社に電話をして、行って見てくりゃ誰にでもわかる。

 たった一人で行動! 納得するまで行動あるのみ。

 犬丸勝子「伝説」を支えているのは、そんなシンプルな意思に他ならない。

 やっても無駄? 損をするだけ?

「いやあ、中田さん。本当にお金がないのよ」

「不滅の女」犬丸勝子さんがホテルのレストランでうなだれている。

 そりゃそうだろうなあ、と思う。半年前に300万円を溶かしているんだから。

 前途多難。一筋の光明すらない。

 そう思っていたら翌日。

「中田さん、やってもらいたいことがあるの」

 犬丸さんは、ある決意を固めていた。

「衆院議員会館に行きましょう!」

 その決意、壮大な計画とは!?

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コメント

レトロなハンドバッグの人気で、箱型構造は、秋と冬のレディースハンドバッグの重要なスタイルになるにバインドされています。

投稿: マイケルコース 時計 | 2013年7月10日 (水) 16時50分

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