報道詐欺 プロパガンダの百年 第２回 原子力災害が起きると、ＮＨＫは取材しないhttp://www.mag2.com/m/0001577514.html

２０１１年３月１２日。福島第一原発１号機が爆発した。
直前まで、ＮＨＫのカメラは１号機の原子炉建屋をくっきりと映し出してい
た。
　右上のテロップ。
＜ＬＩＶＥ映像＞
　大衆は信じている。目の前にある映像は、
「今まさに起きていること」「リアルタイムの現実」だと。
　ところが、そうではなかった。
カメラが切り替わると、１号機建屋の４階と５階部分が骨組みだけを残して
消えていた。
　爆発の瞬間がない。スキップされている。ＬＩＶＥ映像なのに。
　私は１０年前に連れ戻された。
　２００１年９月１１日のマンハッタン。
穴が開き、そこから煙が吹き上がる世界貿易センタービルのＬＩＶＥ映像。
場面が東京のスタジオに移り、また、衛星中継に切り替わると……。
　超高層ビルが、一棟まるごと消えていた。
　つまり、テレビの報道に＜ＬＩＶＥ映像＞などないのである。
　まったく同じことが福島の地で起きた。

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