日本を「プルトニウムの墓場」にするとIAEAが決めた
日本人はこの呪縛から逃れられるのか?
<我が国は、本年12月15日から17日まで、国際原子力機関(IAEA)との共催で、「原子力安全に関する福島閣僚会議」を福島県において開催します。>(外務省HP)
<北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射予告に対し、野田内閣は7日午前に安全保障会議(議長・野田佳彦首相)を開き、ミサイルが国内に落ちる恐れがあるとして破壊措置命令を出すことを決定。これを受け、森本敏防衛相は自衛隊に破壊措置命令を出した。>(朝日新聞 12月7日)
無関係なニュースのようにみえて、この二つの事柄には密接な関係がある。
IAEAと北朝鮮のミサイルをつなぐのは、日本が地球上でただひとつの「プルトニウムの墓場」である、という事実だ。
20年以上、繰り返されてきたプロパガンダがある。
ソ連が崩壊。ユーラシア大陸の大半は無法地帯に。旧ソ連の軍事基地から、核弾頭、プルトニウムが盗み出され、独裁者、テロリストに渡る、というストーリー。
ジョージ・クルーニーの『ピースメーカー』(1997年)、最近ではシルヴェスター・スタローンの『エクスベンダブルズ2』などなど。ハリウッドは、そんな筋書きを何度も何度も世界中の人々に提供してきた。
国会図書館で『核テロリズムの時代』という本を読んでいて、椅子からずり落ちそうになった。
「映画『ピースメーカー』は事実に基づいて作られた」
……そんなわけねーじゃん!?
『ピースメーカー』の主人公、デフォー大佐は、9つ核弾頭を積んだトラックを追うのだが、なんと、軍事衛星からトラックのナンバーが読めてしまう!?
衛星のカメラはどんな角度から狙ってんねん!?
ネタバレだけど書いてしまおう。
ラスト。核物理学者のケリー博士(ニコール・キッドマン)は核弾頭の中心部をぶっ壊しながらこう言う。
「(核爆発を起こさずに)起爆用の爆薬だけ爆発させることができるかも」
……あ……ええ!?
マンハッタンの大聖堂が大爆発!
火球を背景に窓から脱出するご両人。
……プルトニウム撒き散らしてんじゃん!
「汚い爆弾」がマンハッタンを無人地帯にしてしまった?
いいえ。むちゃくちゃな被曝、ってゆーか、地上最悪の毒物を浴びたはずのご両人は元気いっぱい。
「困難な作戦がうまくいったとき、軍では何をすると思う? ビールをおごり合って祝うのさ」
ぎゃふん。
『NHKスペシャル』はドキュメンタリーなの!?
IAEAのプロパガンダを元に作られた『核テロリズムの時代』
問題は『核テロリズムの時代』の著者がNHK広島「核テロ」取材班であることだ。
公共放送NHKは、ドキュメンタリーの看板番組『NHKスペシャル』でこう言った。
「映画『ピースメーカー』は、実際の米軍の作戦を元に作られた」
うそつけ!
ルック・アット・ミラー!!
日本人とは何者なのか!?
日本人とは何者なのか?
世界中からこんな声が聞こえてきそうだ。
「鏡を見ろ!」
もし、「プルトニウム」と「日本人」をテーマにハリウッドが映画を作ったら、我々はどんな風に描かれるのだろうか?
「日本人は平和憲法を持っている」
「日本人は戦争をしない。二度と過ちは犯さない」
じゃあ、他国の攻撃からどうやって身を守るの?
「アメリカの“核の傘”に入っている」
ただで入れてもらっているの?
「……」
日本が所有するプルトニウムは全世界の5分の1に達した。
日本人は核兵器をすぐに製造できる。
しかし、日本人は悲しく深刻な顔でこう訴えるのだ。
「唯一の被爆国として、“核なき世界”は日本人の悲願なのです」
「核兵器を廃絶してください」
http://www.mag2.com/m/0001577514.html
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