NHKが報道してテレビ朝日が報道しない映像。
音がなく菅直人が身振り手振りで演説しているもの。
その間、他の映像に動きはない。
カメラだけ動かして、レコーダーのスイッチを切っていた?
そんなことはありえない!
これが、プロパガンダによる「日本的統治」の実態です。
戦前から行われてきた「政治家だけを悪者に」という作戦。
たとえば、元警察官僚、正力松太郎が読売新聞を買収した直後、
「大正デモクラシー」の終わりを告げる事件が同じ日に起きます。
日本初の無産者政党「労農党」結成大会終了4時間後に内務省は禁止を命令。
同じとき、京都県警の特高部に京大、同志社大などの
社会問題研究会の部員、数十名が拘束されていた。
大阪朝日新聞は1面で「労農党弾圧」を7面で「学生運動」弾圧を報道。
読売新聞は2面で「労農党弾圧」。
ここで内務大臣を厳しく糾弾しています。
ところが、特高警察による「学生運動弾圧」は書かない。
1行も報道されていないのです。
これは、日本の支配層が、
「そのとき選挙で選ばれた政治家」ではないこと。
「ときの日本政府」ではないことを示しています。
もっと悪質なのが日本のジャーナリストどもです。
内務大臣=選挙で選ばれた政治家を攻撃をすることで、
「権力を監視するマスコミ」「ペンは剣より強し」という、
イメージを国民に植え付ける。洗脳です。
ほとんどの国民は新聞を読み比べたりしないからです。
それがずうっと続いています。
ニュースが好きな日本人も、NHKと民放、
民放各社の温度差、番組のスポンサーをまったく気にしない。
警察権力に乗っ取られたままの読売新聞は保守派なのに、
戦前の内務大臣も今の野田佳彦首相も眼中にない。
政治家が選挙で落選してもまったく平気です。
支配層に組み込まれ、一枚岩となっている日本のマスコミは、
政策を決定しているのが政治家ではないことを知っているし、
政治家に権力を渡さないために記事を書きカメラを回している。
では、日本の政策決定者は誰なのか?
テレビに出ている敏腕ジャーナリスト、論客はこう言います。
「個人を超えた”官僚機構”である」
ネットで今、アクセスを増やしている人はこう言います。
「中央銀行を支配してきたロスチャイルド家」
わしが雑誌にそういうことを書こうとすると、
編集者が露骨にいやな顔をします。
「いや、ロスチャイルドはリーマンショックで終わった」
そう言う人もいます。
「アメリカ軍産共同体の中核、ロックフェラー帝国だ」
「いや、古い2大財閥の時代はもう終わった」
お気づきの方も多いと思います。
「官僚が悪」という結論から先の議論は、
すべて「陰謀論」のレッテルを貼られ、一蹴されます。
19世紀末、ギュスターヴ・ル・ボンはこう言いました。
「群衆に個性も知能もない」「群衆は操縦者の”断言”を元に行動する」
「論証されていない断言を”反復”せよ」「ウソは感染して世論となる」
これをヒトラーもセオドア・ルーズヴェルトも座右の銘としていた。
「陰謀論だ」--これも典型的な権力側の「断言」です!!
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