なぜ、マイケル・ムーアはイスラエルについて語らないのか? なぜ、大統領候補になったとたんに全員が「イスラエル盲従」になるのか?
中東を語る上で、米イスラエル関係ほどを異常なものはないのに、
マイケル・ムーアの『華氏911』にはイスラエルが登場しなかったよねえ。
日本の政治で言えば、1970年代に田中角栄が
「パレスチナ人の権利を尊重する」
「イスラエルは占領地から撤退せよ」
と言ったきり、イスラエルを語る政治家はいなくなった。
角栄と同時代の政治家、ジミー・カーターは、
角栄よりずうっと穏健な主張を『パレスチナ問題』で展開。
「イスラエル・ロビー」によって袋叩きにされた。
「反ユダヤ主義者」「ジューへイター」「ナチスに好意的」
しかし、ユダヤ系アメリカ人の大多数は民主党を支持。
「パレスチナ国家建設」「イスラエルとの共存」を支持。
民主党の政治家はほぼ、その立場で活動を開始する。ところが。
大統領候補になったとたんに「イスラエル盲従」になる。
「イスラエルは中東地域に立つ、何が正しいかを示す灯台のような存在です」(ヒラリー・クリントン)
ビル・クリントン、アル・ゴア、バラク・オバマ、ジョン・エドワーズ……。
全員がそうなるのはなぜ?
誰が考えても、イスラエルへの異常な援助は、
両国の国益を毀損するものなのに。
もちろん、2000年にわたる差別の歴史はわかっているつもりですが、
両国関係の異常さは謎だし、理解できない。
野田佳彦の発狂も、日本のマスコミの自主規制も
そこに根があるんじゃないかと思うのですが、
まだよくわかりませんな。
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コメント
そもそもマスコミ 通信社は国際銀行家と国家が設立しは情報機関であり、世論誘導・洗脳・情報操作・営利追求が目的であり それ以外には何もない。
投稿: 大衆ゴイム | 2012年7月11日 (水) 10時16分