原子炉の安全性を世界標準にしたら、日立製作所倒産!? 「コアキャッチャー」について何も知らない澤田哲生先生
今年3月に行われた「議員と市民の対話カフェ」での質疑応答です。
会場からこんな質問が飛び出します。
「2点目がコアキャッチャーです。フランスはもうコアキャッチャーは新設には必ずいれろという設置義務をつけました。アレバが特許を持ってますから。オルキルオトフィンランドの3号機、今入札してます。東芝とアレバが入札してます。東芝は1997年から日本でコアキャッチャーの技術を持ってます。特許を持ってます。だけど日本でコアキャッチャーをつけた原子炉はひとつもありません。私はコアキャッチャーをつけない限り再稼働をすべきでないということを言ってます」
原子核工学が専門の澤田哲生東工大助教は、
安全に関する「世界標準」をまるでご存じないようで、
答えに窮し、質問者がこうたたみかけます。
「「いやでもそれは東芝しかもってないので、日立がつぶれちゃいます」
とかそんなこと言うんですよ?本気で資源エネルギー庁の人なんかは。」
日立製作所にはコアキャッチャーの特許がない!?
作る気もない、ということ?
澤田先生は「コスト」を口にします。
「コアキャッチャーの問題は難しいと思います。それを本当に入れた方がいいのかどうか。コストとベネフィットの問題をちゃんと見なきゃいけない。どれくらいの確率でコアキャッチャーが有効な事態、非常にシビアな溶融貫通が起こるような状況になるかという問題を見極めなきゃいけないと思います。」
自前で原子炉をひとつも作れなかった日本は、
原子力大国ではなく、原子力後進国なのです!!
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