地下水の上に「浮いている」福島第一原発
昨年7月のニュース。
福島第一原発の「サブドレン」から汚染水。
サブドレンはなんのために作られたのでしょうか?
この図は高さのデータが正確ではありませんが、
2号機はこんな感じで建っています。
この図には「水の流れ」が描かれていませんよね。
2号機のコンクリートの底は、
地下16・6メートルのところにあります。
地下はどうなっているのでしょう?
地下水をくみ上げる井戸は深くても20メートル。
2号機は地下水の流れの上に「浮いている」感じなのです。
だから、サブドレンを作らなければいけないのです。
深さ約14メートルの穴を掘る。
地下水をポンプでくみ上げ、
水路を作り、海に流す。
サブドレンがなかったら、水の強烈なパワーによって、
2号機は「浮き上がってしまう」のです。
格納容器の底は地下約8メートルのところにあります。
地下水まで、推定6メートルしかない!
2階建ての家くらいですか。
格納容器の底からコンクリートの底まで、
8~9メートルです。
圧力抑制室の下のコンクリートの厚さは、
わずが2~3メートル!!
天井より低いかもしれない。
地震でコンクリートがそのままだ、
そう考える方がおかしいですよね。
液状化現象はどうだったのか?
地下水は、ほぼ海に向かって流れている。
だから、日本政府はグリーンピースの海洋調査に対し、
史上2度目の「禁止」を言い渡したのです。
海草一本採取することができない異常事態なのです。
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