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2012年3月27日 (火)

地下水の上に「浮いている」福島第一原発

 昨年7月のニュース。

 福島第一原発の「サブドレン」から汚染水。

 サブドレンはなんのために作られたのでしょうか?

20011119a20

 この図は高さのデータが正確ではありませんが、

 2号機はこんな感じで建っています。

 この図には「水の流れ」が描かれていませんよね。

 2号機のコンクリートの底は、

 地下16・6メートルのところにあります。

 地下はどうなっているのでしょう?

 地下水をくみ上げる井戸は深くても20メートル。

 2号機は地下水の流れの上に「浮いている」感じなのです。

 だから、サブドレンを作らなければいけないのです。

 深さ約14メートルの穴を掘る。

 地下水をポンプでくみ上げ、

 水路を作り、海に流す。

 サブドレンがなかったら、水の強烈なパワーによって、

 2号機は「浮き上がってしまう」のです。

 格納容器の底は地下約8メートルのところにあります。

 地下水まで、推定6メートルしかない!

 2階建ての家くらいですか。

 格納容器の底からコンクリートの底まで、

 8~9メートルです。

 圧力抑制室の下のコンクリートの厚さは、

 わずが2~3メートル!!

 天井より低いかもしれない。

 地震でコンクリートがそのままだ、

 そう考える方がおかしいですよね。

 液状化現象はどうだったのか?

 地下水は、ほぼ海に向かって流れている。

 だから、日本政府はグリーンピースの海洋調査に対し、

 史上2度目の「禁止」を言い渡したのです。

 海草一本採取することができない異常事態なのです。

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