東芝・日立製作所製マークⅠ原子炉の謎
まず、押さえておかなければならないこと。
ウェスティングハウス社製加圧水型原子炉に対し、
ゼネラル・エレクトリックの原子炉開発は、
15年遅れていた!!
関西電力美浜原発1号機の概略図です。
ウェスティングハウス設計、三菱重工製です。
制御棒は上から下に入れる構造。底に穴は作らない。
ニュートン力学から言って、当然です!!
使用済み核燃料が最も危険なので、
独立した燃料取扱建屋を作る!
燃料貯蔵プールは地下に!!
この先行モデルに対し、
福島第一原発1~4号機。沸騰水型マークⅠ。
これ、マッド・サイエンティストの設計です!!
なぜ、格納容器の下に圧力抑制プールを作り、
細いパイプでつなぐのか!?
地震で壊れるよ、そりゃあ!
当時、GE社の至上命令は、
原子炉のコストダウンと小型化!
おそらく、設計の初期段階では、
ドーナツ型のプールなど存在しなかった。
電球の形(GE創業者はエジソン!)の格納容器で、
すべての仕事をやってしまおう、という設計思想。
ベントは影も形もなかった!
爆発するよ!!
完全に狂った技術者ですよね。
ベントは「バンドエイド修理」された!!
もっと狂っているのは、使用済み核燃料プールの位置。
「耐震」の概念が1ミリでもあれば、
5階建ての建物の4階にプールは作りませんよ!!
GE社は「コストダウン」しか考えていなかった。
そりゃ、上からクレーンで燃料を隣のプールに
移動させれば、楽だし、建設費もかからないけど……。
結果、制御棒と膨大な数の計器類は、
下から上に入れる構造に!!
原子炉の底はこんなむちゃくちゃなことになった。
穴だらけ、隙間だらけ、「ざる」なんだから、
メルトスルーしますよ!!
製造業は日本の宝?
ならば、東芝よ! 日立製作所よ!
リコールに応えよ!!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント