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2011年12月11日 (日)

100年のプロパガンダと「孤独はいやだ!」

 19世紀末、フランスのギュスターブ・ル・ボンが、

 画期的な本『群集心理』(講談社学術文庫)を書いた。

 彼が攻撃したのは、啓蒙主義と民主主義だ。

 ル・ボンはこう言う。

「中産階級の個人は群集に入ると知能が下がる」

 ゆえに、群衆が政治決定をするのは危険だ、

 そう言うのである。

 中産階級の人間が、一人で本を読んでいる。

 この状態では、啓蒙主義は有効だが、

 彼が「群衆」の中に入ると、バカになる。

 理性を失う。感情のみで行動する。

 この説を援護したのが、元アメリカ社会党員、

 進歩的ジャーナリストのウォルター・リップマンだ。

 彼が攻撃したのは、社会主義、組合運動だ。

 リップマンは『世論』(岩波文庫)のなかで、

 いかに、知性ある人間が現実を歪めて見ているか、

 そのことを徹底して書く。これまでのいかなる思想家も

「公衆がメクラであることを考慮していない」

 この理論をひっくり返せば、

「私(リップマン)は、メアキだ」ということになる。

 もっともらしいでしょ?

 だから今でも本屋に文庫本として置いてある。

 大問題だと思いませんか?

 この二人は、差別思想の上に立って、民主主義を否定している。

 さらにその差別思想をビジネス化したのが、エドワード・バーネイズ。

<世の中の一般大衆が、どのような習慣を持ち、どのような意見を持つべきかといった事柄を、相手にそれと意識されずに知性的にコントロールすること--は、民主主義を前提とする社会において非常に重要である。この仕組みを大衆の目に見えない形でコントロールすることができる人こそが、現代のアメリカで「目に見えない統治機構」を構成し、アメリカの真の支配者として君臨している>

 その名も『プロパガンダ』という本の冒頭の言葉である。

 出版は、1927年。この本は今も、広告人のバイブルだ。

 1920年発行、リップマンの『世論』は、ジャーナリストの教科書。

 原発事故が明らかにしたのは、民主主義の衣をまとった、

 差別!! 侮辱!!

 この国、わが祖国、日本で最もひどい

「差別統治」「侮辱政治」「人を人と思わない報道」が

 90年近く続いてきた!

 100年の孤独?

 いや、孤独がいやだから、

 わしらは、差別思想に統治されてきた。

 ウェイク・アップ! マトリックス・レボルーション!! 

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» 民主主義というのも民に自信を持たせるための方便 [投資一族のブログ]
読者とコメントを通じたディスカッションで大盛り上がりしてしまい、良い議論だと思ったので、本記事採用してみました。 > 政府が言っていることも鵜呑みにできませんが、マスコミ報道も「世論」とは思えません。 おっと、天才・中卒・総理大臣の田中角栄がこんなことを言ってますよ。 http://www.youtube.com/watch?v=gGpeQB3glIg この動画の5:30見てください。 世論と言うものは新聞じゃないんだよ。うーん。テレビじゃねーんだよ。 世論と言うものは選挙だ。選挙の結果が世論だ。そ... [続きを読む]

受信: 2011年12月27日 (火) 21時10分

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