本当のことを言う、ということ
心身衰弱しているのはなぜ?
まず、ゼニカネの問題ですよね。
わしはお金のことで泣かない!
そう決心して、ずいぶんたちますが、
「金がない」は、やはり重い。
簡単な解決法として、東京電力や電事連の仕事をする、
ってのがあって、尊敬していた先輩たちもそうしました。
仕事を断ったみうらじゅんさんは偉大ですよ。
すべてのマスコミに罠が仕掛けられていました。
引っかからなかったのは、意思や思想というより幸運です。
ゼニカネ以前に落ち込むのは、「売れる」ということの正体です。
雑誌や本という商品は、次のような構造の上で売れる。
読者をバカにして、差別し、ウソをつき、誘導し、洗脳すること。
ジャーナリズムも同じです。音楽も同じ。
わし自身、プロパガンダの論理にずっぽりとハマッていた。
血肉、骨になっているので抜け出すことは簡単じゃない。
50年の幻想が崩壊したんだから、本当のことを書こう。
という思いと、
でも、こうやったら、読者をフックできたりするんじゃねえの?
どこかで考えているよね。引き裂かれる。書いていて。
ケーフェイが体に染みついているわけですよ。
ウランのように核分裂する苦しみを今、
多くの物書きが味わっているとわしは思う。
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