外の敵、恐怖をマスコミが言い出したら、気をつけろ!!
第一次大戦前、アメリカの内政はボロボロだった。
合併による企業の肥大化。
労働者に対する搾取。
移民に対する民族差別。
「戦争は金持ちがさらにもうけるために行われている」
「アメリカ人は、平和主義を貫くべき」
「アメリカ政府はアメリカ社会の問題に集中すべきだ」
それが世論だった。
世論がウッドロー・ウィルソンを大統領に押し上げた。
それに対し、「進歩的ジャーナリスト」ウォルター・リップマンは、
「世論は汚染されている。ステレオタイプという汚染だ」
そう主張した。リップマンは、
「新聞、広告、ポスター、漫画だけでなく、映画もアメリカのために動員せよ」
ウィルソン大統領に手紙を書いた。
生まれたのは、
「ドイツ兵が赤ん坊の両手を切り落とした」
とんでもないデマ、プロパガンダだった。
支配者層は気づいた。
「遠いところ、外側で起きた恐怖が群集を動かす」
今、気をつけなければいけないのは、
右翼ではなく、左翼、民主主義者、リベラルだ。
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