原発は儲からない! 福島第一原発の収支決算
福島第一原発は、誰の金で建設されたのか。
1950年代の日米原子力産業会議などの資料を見てみると、
東京電力は、駄々っ子そのもの。
事故が起きて自社が賠償しなければならないのなら、原発など作りたくない。
発電所建設コストが高すぎる。
世界銀行などによる資金面のサポートがなければ、原発計画は立てられない。
東京電力は原発を作りたくなかった!?
わしはそう推測しますね。
で、結局、福島第一原発は、世界銀行の金で建設される。
野田佳彦がすすめているベトナムの原発と同じスキームです。
福島の破局は、まず、アメリカの金で建設されたアメリカ製原子炉で起きたのです。
つまり、今回の原発災害は、国内問題ではない。
徹頭徹尾、アメリカの国益を守るために事態は進展しているのです。
まず、1号機の爆発について、
ゼネラル・エレクトリックの責任を不問にすること。
野田総理誕生など、わけがわからないことが起きたのは、
すべて「GE製原子炉の欠陥隠し」から始まったことだと思います。
しみじみと空しいのは、アメリカから金を借りて、GE製原子炉を輸入して、
日本の国益になったことが一度でもあるのか!?
福島で核分裂が始まって10年後。
1980年、日本の原子力産業の収支は?
大赤字なんですよ、これが。
東芝、日立製作所は、原子炉その他を製造し、納入して、東電から金を受け取るだけなんだから、
大儲けだろ!?
わしはそう思っていました。
1980年頃、原子炉も核燃料もほぼ国産化できるようになった。
しかし!!
赤字なんです。原発プラントメーカーですら。
一方、「原発は安全だ」というプロパガンダのために、
国家、電力会社、原子力関連企業は湯水のように金を遣いまくります。
1979年、東京都民は、東京電力が流したテレビCMだけでも平均198回も見せられた、といわれています。
この頃、登場した「買収されたスター」は、
八千草薫さん。きれいです!
若くして亡くなったスーちゃん。
泣きたくなりますよ。
原発は市場原理によって消えてなきゃおかしい商品。
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