マスコミが東電など大企業を叩けない理由
「莫大な金をもらっているから」
ではないんです。
東京電力の記者会見場にいる記者は、たとえば、
上杉隆さんに「会見はお前らだけのものじゃない」という暴言を吐いたり、
東京電力のトップに対し、「会長様」「社長様」と言ったりしても給料は上がらないんです。
金じゃないとしたら、何!?
なんとなく、このまま生きられたらいいかなあ。
これだよ!!
おそらく、年俸700万円ぐらいからマスコミの人間はこうなった。
それが650万円になっても、
「明日も今日と同じであってほしい」
そういう心根なんだと思います。
わしらフリーとの温度差は激烈で、原子炉建屋の爆発でそれが世間に出てきてしまったんです。
原発の方程式。
利益=コスト×公正報酬率
これも最悪ですが、
書店が本の値段を決められないマスコミの制度は、
再販制度は、もっと人間を搾取しています。
簡単に言えば、
半年働いて半年以上先にギャラをもらった書き手が、自転車でやきとん屋に行く。
その間、「中田さんって何系ですか?」とか「コンセプト的に弱いかなあ」とか言っている編集者が、外車で高級焼肉店に行っている、ってな構図。
わしのような「たまに勝つ」書き手は途中で干上がります。
全部勝てばいい?
あ。
確かにそう。スマンです。
勝てばよかったんだあ。
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