« 原爆と原発は別? 被爆者は怒っています こんなに空しい8月 | トップページ | 馬淵澄夫はわしの取材を拒否しました »

2011年8月 8日 (月)

改めて なぜ、福島の海岸に6基もの原発が建設されたのか!?

 その原因をずうっと考えてきました。

 ひとつの説明は、「アメリカの核戦略」です。

 戦前、特高警察のトップだった正力松太郎は戦犯として巣鴨プリズンに入れられます。

 当然です。大量虐殺犯です。

 しかし、戦後、すぐに解放されます。

原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書) Book 原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書)

著者:有馬 哲夫
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 CIAのために働く暗号名「ポダム」として。

 ちょうど同じころ、国会の赤じゅうたんを踏んだのが中曽根康弘と田中角栄です。

 1953年夏。中曽根康弘は、ヘンリー・キッシンジャーが仕切るセミナーに参加するためにアメリカに飛びます。

 この年の暮れ、アイゼンハワー大統領が「平和のための原子力」演説を国連で行います。

 アメリカは、核技術とウラン濃縮技術を独占できると思っていました。

 しかし、その思惑はあっけなく崩れ去った。

 ソ連が原爆と原発の開発に成功したからです。

 アイク演説の3週間後。

『読売新聞』が「ついに太陽をとらえた」という連載を1954年元旦か始めます。

「原発で電気代が2000分の1になる」などとウソを書き連ねます。

 そこで、突然、現れるのが日本の原子力予算です。

 ビキニ環礁でアメリカが水爆実験を行ったとき、野党の代議士だった中曽根康弘が「だまし討ち」のように予算を成立させます。

 ねじれ国会を利用したインチキです。

 正力松太郎は、「選挙に出て総理大臣になる!」と、これも唐突に宣言します。

 アイゼンハワー大統領は演説で何を言ったのでしょう?

 ウランの国際管理です。

 国連の下部にIAEAを作る。

 国連にウランの国際管理プールを作る。

 アメリカ以外の国家は、採掘したウランをアメリカに差し出さなければならない。

 差し出して、IAEAの査察を受け、「平和利用」というハンコを押された国にだけ、アメリカがウランを貸す。

 とんでもないシステムです。

 燃料を支配することで、アメリカは、原子力利権を独占しようとしたのです。

 日本で、突如として、原子力の平和利用キャンペーンが始まったのは、

 アメリカの言いなりになった日本の政治家の犯罪?

 これがひとつの説明です。

 この動きに激怒したのが、ヨーロッパ、特にフランスのロスチャイルド家です。

 オーストラリア、アフリカのウラン鉱山を持っていたのは、ロスチャイルド家だからです。

 ロスチャイルド家が、ロックフェラー一族に利権を差し出すわけがありません!

 ロスチャイルド家は、「原子力秘密クラブ」を作り、ウラン価格の高騰を演出します。

『田中角栄 隠された資源戦略』という本にその実態が描かれています。

 田中角栄は、まず、キッシンジャーに言われてアメリカの濃縮ウランを買います。

 アメリカの常套手段。日米貿易不均衡を解消するために、

「まず、濃縮ウランを買え!」

 この要求に田中角栄は応じざるをえなかった。

 1974年ごろ。この時点で、1983年ぐらいまでのウラン、日本の電力会社が「それくらいは欲しい」量が満たされてしまいました。

 日本は原発をガンガン作るしかなくなったのです。

 ここからが、田中角栄の独壇場です。

 フランスを訪問した田中角栄は、ロスチャイルド銀行出身のポンピドゥー大統領から、

「フランスのウランは買いませんか」

 そう問いかけられ、しばし熟考し、

「買う!」

 そう言ってしまったんです!

 ポンピドゥーも驚きましたが、同行した日本の官僚、財界人はびっくり仰天!!

 東京電力は「聞いてねえよ!!」と言った。

 この口約束で、15年以上、2000年まで核分裂を続けなければならないウランを日本は抱え込んでしまったのです!

 なぜ、ロッキード事件が起きたのか?

 なぜ、田中角栄は(ドナルド・レーガンと同様に)口がきけない、自伝も書けない状態になったのか!?

原発の深い闇 (別冊宝島) (別冊宝島 1796 ノンフィクション) Book 原発の深い闇 (別冊宝島) (別冊宝島 1796 ノンフィクション)

販売元:宝島社
発売日:2011/07/14
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 今日、普通に書店に並んでいて、一安心。

 続編が出ますので、どんどん書いていきます!

|

« 原爆と原発は別? 被爆者は怒っています こんなに空しい8月 | トップページ | 馬淵澄夫はわしの取材を拒否しました »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/81762/41135576

この記事へのトラックバック一覧です: 改めて なぜ、福島の海岸に6基もの原発が建設されたのか!?:

« 原爆と原発は別? 被爆者は怒っています こんなに空しい8月 | トップページ | 馬淵澄夫はわしの取材を拒否しました »