東電会見「合同隠蔽会議」のからくり
突貫工事のさなか、なぜ、わしが昨日、東京電力本社に行ったのか?
「IAEAの外国人が3号機の撮影ができて、なぜ、日本人の書き手はそこに立てないのか?」
それを聞きたいこともありましたが、国家による、すべての隠蔽が崩壊し、この国が新しい段階へと進むんじゃないか、と思ったからです。
枝野幸男はこう言ったんですよ。
「SPEEDIの情報は官邸には上がってきていなかった」
細野剛志はなんと言ったか。
「データは上がってきていたが、国民にパニックが起こることを避けるために公表しなかった」
SPRRDIのデータ隠蔽で何人の国民が被曝したのか?
官邸の見解がまったく違うんですよ!
だからわしは黙っていました。
日本のマスコミが、SPEEDIと細野剛志について、ガンガンに質問するのを期待していたんです。
情報隠蔽で多くの人が被曝したんだから、国家のマトリックスはこれで終わる、とわしは考えました。
ところが……。
ニコニコ動画が質問したのは、発電所の吉田所長と東電本社とのテレビ会議を公開しろ、という話。
次が共同通信。
期待が高まりましたが、まず、1号機周辺の水のサンプリングについて。次が、昨日初めて報道された現場作業員の被曝について。
わしが深酒をする理由がわかるでしょ?
現場の作業員が被曝していることなど、知っとる!
事故が起きる前から、福島第一原発の労働者は、250ミリシーベルト以上の被曝をしつつ働いてきたのである。
今、ものすごい数の人が被曝をしている。
それをばらすか、隠すか、って話だけ。
東京電力は、二人についてだけばらした。
そうすると、どうなった?
SPEEDIのデータを隠蔽したことで「ホットスポット」に避難した1万人(?)のことは無視して、たった2名の被曝の問題に議題は移っているのである。
いろいろあって、テレビ朝日。
「台風が来ていますけど、対策は?」
そんなことはどうでもよろしい!
もう、通過した。
「フリーの江川です」
お! 江川紹子さん。
1995年、阪神・淡路大震災が起きた年に「日本ジャーナリスト大賞」を争った人。感慨深いわ。当然、わしの負けでしたが。
「ライブカメラ設置はよかった」
江川さん、いきなり、東電を褒める。
SPEEDI問題は当然、切り込んでくれますよね?
「事故調査委員会に検察官が入っていることについて……」
それはここでしても無駄な質問です!
つまり、こういうことです。
政府の情報隠蔽によって、1万人が被曝した、という最も重大な問題をマスコミは追求しない。
東京電力が「従業員2名が被曝した」という情報を流すことによって、「合同隠蔽会議」の議題が重要な問題から瑣末な問題へと変わってしまうのです。
むちゃくちゃ情報感度の鈍い人間じゃなきゃ、合同記者会見にいつづけることはできません。
茶番。世界一退屈な場所です。
で、IAEAの外国人は3号機の映像を撮影したのに、なぜ、わしがそこに立つことができないのか!?
本で書きます。
壮大な計画が進行中です(気持ちの中では)(わしに金はない)。
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