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2011年4月20日 (水)

原発の幽霊 1999年、あの病室にいた前川和彦

 前川和彦(東京大学名誉教授)は、『朝日新聞』(3月16日)にこう書いています。

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<……私はあの事故(JCO臨界事故)で被曝・死亡した大内久さんの治療にあたりました……>

 むごく悲しい写真なので、見たい人だけ見てください。

http://www.google.co.jp/search?q=jco%E4%BA%8B%E6%95%85&hl=ja&rlz=1T4ADRA_jaJP404JP405&prmd=ivnsu&source=lnms&tbm=isch&ei=VK2tTdznO5CsugPz3bziCg&sa=X&oi=mode_link&ct=mode&cd=2&ved=0CBMQ_AUoAQ&biw=1003&bih=534

 この病室にいた前川和彦こそ、中性子線の危険性を国民に強く訴えるべき医師なのです。私はそう考えます。

<大内さんはウランが臨界反応を起こしたその場にいて、16~20グレイという大量の放射線を浴びました。3号機付近に1時間いて浴びる放射線量の40倍以上を一瞬で浴びてしまったのです。>

 どんな場所で?

 原子炉の付近ではない。

 ウラン燃料を作る沈殿槽の近くに大内さんはいた。

<今回の事故は放射線が外部に漏れてはいますが、格納容器が爆発したわけではない。>

 ……(腰が抜けた)。

 だから、大内さんは原子力発電所より、ずっと「安全だ」と言われていた場所にいたんですよ。「臨界など起こるわけがない」ところで働いていたんです。

 なぜ、こんなことになったのか?

 密封されていない容器の水の中にウランを入れすぎたからです。

 水の中でウランが突然、核分裂の連鎖反応を起こしてしまったのです。

 今回の事故で、密封されていなくて、水の中にウランを入れすぎている場所はどこですか?

 密封どころか、蓋のない使用済み核燃料プールですよ!!

 福島第一原発敷地内にあったウランは2トントラック288台分です!

 その上にあったはずのクレーンが存在しません。

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 プールに落ちた可能性は50%以上だと思います。

 どんな根拠があって、こんなことが言い切れるかな!?

<すでに20キロ圏外に避難している住民には、将来の発がんを含めて今回の放射線による健康被害が出る可能性はありません。半径20~30キロ圏内の住民は屋内退避ですが、現代の家屋は密閉性が高く、屋内退避でも十分に被曝を防ぐことができます。>

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