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2011年4月12日 (火)

「当初から」1万テラベクレル 破局はすでに起きていた これは「同時多発臨界事故」である

 何度も書いてきた。

 破局はすでに起きていたのである。

 現場の近く(といっても福島市役所だったと思う)に入った広河隆一さんのガイガーカウンターの針が振り切れた1月12日だ。

 整理しよう。

 地震が起きたのが、1月11日。1号機建屋が爆発したのがその25時間後ぐらい。

 25時間の間に、可燃物が建屋上部に充満していなければ、あれだけの爆発は起こらない。

 わずか25時間の間に、原子炉内部の燃料棒のジルコニウムが溶け、水素を発生し、しかも、2重の鋼鉄に守られている原子炉から建屋内に漏れ出した?

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 可能性はなくはない。

 しかし、原子炉内部にある燃料棒より、使用済み燃料プールにある燃料棒の方が圧倒的に多い。

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 発電所全体で約1万本と言われている。

 プールに蓋はない。

 プールの底は原子炉格納容器や圧力容器よりはるかに脆弱である。

 地震、津波によって、使用済み燃料プールの水が漏れ、プールに浸かっていた燃料棒が発熱し、ジルコニウムを溶かし、大量の水素を発生させた、と考えるほうがはるかに合理的なのではないか?

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 分厚い鋼鉄をふたつも突き破る必要はないんだから。

 1999年のJCO臨界事故は、蓋のない容器にあった水の中のウランによって引き起こされた。数十秒で二人の作業員の体内をめちゃめちゃに破壊した。

 しかし、この事故はレベル4なのだ。

 当初からレベル7、ということは、

 プールの水が減る。

 蓋のないところにあったウランが発熱する。

 覆っていたジルコニウムが溶ける。

 水素が発生し建屋上部に溜まる。

 むき出しのウラン原子が接近する。

 核分裂が起きる。

 同時多発臨界の状態で、最後の壁である建屋が爆発した、ということではないだろうか。

 そんなわきゃねえ! このド素人が!

 本当にわしは素人なんだから、誰かそう指摘してくれ。

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