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2011年4月26日 (火)

菅直人よ! もう「臨界事故」は隠し通せません! 「大量虐殺者」菅直人と歴史書に書かれたいのですか!?

「ガンマ線」「中性子線」という言葉が、マスコミの報道に出てこないのはなぜなのでしょう。

 住田健二はこう書いています。

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<JCOの臨界事故で問題になったのは中性子線とガンマ線>

 住田健二は、原発推進派の親玉のような人物ですが、臨界事故の証拠についてこう書いています。

<中性子の特徴の一つは他の物質に放射能を持たせる、いわゆる「放射化能力」があるということである。今回の事故で重い被曝をした作業者の吐瀉物からナトリウム24という典型的な食塩の放射化物が検出された。その報を受けたとき、私は「胃の中の食塩の放射化-中性子の放出-臨界」と連想が働き、これで臨界事故はもう間違いないとがっかりしたのだった。>

 体内には、塩素がたっぷり含まれています。

 福島第一原発の原子炉、使用済み核燃料プールには海水がどんどん注ぎ込まれいます。海水には塩素がたっぷり含まれています。

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 以下は新聞報道。

 放射性物質:一部は低い濃度と発表…たまり水再評価

<福島第1原発で建屋などのたまり水の放射性物質の分析が誤っていた問題で、東京電力は20日、再評価の結果、塩素38やヒ素74など一部の放射性物質は検出されていないか、低い濃度だったと公表した。

 東電は、3月24~30日にタービン建屋や集中廃棄物処理施設などから採取した放射性物質の分析結果を、第三者機関を入れて再評価。1号機タービン建屋地下の水から、塩素38が1立方センチ当たり160万ベクレル、ヒ素74が同390ベクレル検出されたなどとする分析が誤りだったと判明した。東電は主な原因を「半減期が短い物質を過大に評価していた」とした。

 誤ったことについて経済産業省原子力安全・保安院は4月1日、東電を厳重注意した。>(毎日JP 4月20日)

 これを読んで、わしはひっくり返ったよ!

 塩素38もナトリウム24と同様、典型的な塩の放射化物質です。

 つまり、東京電力、日本政府は、臨界の証拠が出てくると、次から次に「訂正」「隠蔽」「握り潰し」を繰り返しているのです。

 中性子線、そして、塩素38(クロル38)の隠蔽です。

 小出裕章(京都大学助教授)は、ラジオでこう語っています。

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「東電の説明は馬鹿げている。東電がやっている測定方法は、ゲルマニアム半導体検知器という機器を使ってガンマ線を測っているはずだから、間違えるはずがない。この機器を使えば、どの放射性核種が、どれだけの量出ているか厳密に分かる。クロル38は、特殊なので、他の放射性核種と間違えるはずがない」

「むしろ、20日も経った今になって、あれは間違いでした、と言うほうが不思議だ。専門家なら『周波数スペクトル』を見れば一目瞭然なので、ぜひデータを見たいが、今になっても東電はスペクトルを出していない」

 これもびっくり。

 肝心要の「ガンマ線スペクトル」の元データを東京電力、日本政府は一切表に出していない、というのです。

「ガンマ線 スペクトル」で検索をかけてみてください。

「分析したい」という理系の人たちがいっぱい出てきます。

 分析すれば、原発からどんな放射性物質が出ているのか一目瞭然だからです。

 なぜ、マスコミは「ガンマ線スペクトル」データの提出を東京電力に要求しないのでしょうか?

 臨界事故はもう、隠し切れない状況です。

 菅直人は、一日も早く、隠蔽工作をやめろ!

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 大量虐殺者、極悪人として歴史に名を刻むことになりますよ!

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