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2011年3月13日 (日)

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 競馬は「相互作用する複雑系」である。

 騎手の思惑、馬主の思惑、馬の気持ち、人間が知らない馬の痛み、枠順、先入れ後入れ、その他いろいろ。

 相互作用します。

 それは、理論上受け入れられますか?

 それとも、競馬は「相互作用する複雑系」ではないですか?

「バタフライ・エフェクト」とは、相互作用の結果が、原因を求める意味を失わせること。

「ランダム・ウォーク」も、もともとは情報に関する理論から来たものです。

 情報を得た証券アナリスト(スペシャリストで高給取り)が推奨した株が、コインの裏か表か、という純粋な確率論より、よい成績を上げられなかった、という、まあ、乱暴に言えば、グラフの比較から多くの人を納得させた理論。

 これは、競馬予想家にも言えますよね。

 情報を得ても、情報を得ていない人より、優位性が1割もない。

 だから、ポートフォリオはなるべく多くの株に、ここが重要なのですが、レバレッジ(大借金)をしても分散させなさい、という教え。

 これは、数学的には正しくても、リーマン・ショックで現実に破綻した。

 そこで<エッジ/オッズ>なんですよ。

 これは、情報が正しくない場合、情報が正しいのにレースの結果が違った場合(これは誰でも経験していることでしょう?)に「破産しない賭け方」を教えている。儲けることより、「破産しない」に重点が置かれている。なんせ、ギャンブルをやるんですから。

 はっきり言って、競馬に「エッジ」などない。

 それをわかった上で、レースの傾向、内実を検討して、複雑ではないと思われるレースの情報、データに、破産しないで当たれば最高額が得られる賭け方が<エッジ/オッズ>です。

 その「エッジ」の算出法が、父と母父を書き出す方法、データ予想では不十分なんじゃないか、とわしは言っているんです。

 競馬は総合力なんで、みんなそれをわかっているのに、テレビに出ると「テレビ的」に「血統屋」対「データ屋」対「指数屋」みたいな単純な対立として描かれているのが「貧しい」とわしは思うのです。

 競馬の本が、競馬の内実を語るのではなく、簡単な的中方法と、その購買方法(さらなる金儲け)と、延々と続く的中自慢になっているのも「貧しい」とわしは思う。

 もちろん、「エッジ」は信仰心みたいなもので、なんであってもかまわない。

 そこに競馬の解放感があるのですが、それをテレビは消してしまっているのではないか、とわしは思うのです。

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