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2011年2月10日 (木)

プロレスリング・ノア 丸藤正道選手 ちょっと古い話になりますが

 1月の大阪府立体育会館大会をさっきテレビで見直して、夢中になった。

 実に久しぶりに。

 セミの丸藤組対原田組。

 あ、その前に、わしが今のプロレスに思っていることを書いておきますね。

 ジャイアント馬場、ディック・ザ・ブルーザー、フリッツ・フォン・エリックのような「貫禄」がない。

 アントニオ猪木、前田日明のような「殺気」がない。

 大木金太郎、藤原喜明、ブルーザー・ブロディのような「謎」がない。

 もちろん、すべてを今のプロレスリング・ノアに期待しているわけじゃありません。

 このセミファイナル。「プロレスは何できているのか?」という問いに対し、面白かったのよ。ものすごく、面白かった。

 弱小、場末の大阪プロレスの、しかし、てだれのタッグチームをタイトルマッチに抜擢して……。

 原田大輔選手、アマレス出身でも、「レスリングのリアルファイト」で強くないことは、2分ほど観ればわかるよね。

 ゆえに、丸藤正道選手は、「お前らなんか」という「貫禄のプロレス」から入った。これはよくわかる。

「フジマルくん(三沢光晴さんが彼を語るときの愛称)、いい試合をするつもりがないんじゃない?」とわしは思って、ブラウン管(いまだ)から目が離せなくなるが、団体はそれを望んでいないわけさ。

 団体は、「せっかく抜擢したんだから、プロレス界全体を底上げするためにも、彼らが小さな会場でやっている技を全部、お客さんに見せたい」と考えている。これも、わからぬでもない。

 これ、実は(と言っても納得してくれないかもしれんが)、ブルーザー・ブロディのプロレスである。「やることは全部やらないとリングを降りない」プロレス。これが、ブロディみたいに超一流だったら、わしも納得する。

 フジマルくん、団体の意向に沿ったよね。

 でも、その前の、小峠篤司選手のドロップキックはなんだ!? 破壊力、説得力、出した意味すべてゼロ。

 ここから、インプロビゼーション(即興)が始まるのが、昭和の日本のプロレスである。わしのような焼きの回ったプロレスファンはそれを期待する。

 グレート・アントニオと闘ったアントニオ猪木、安生洋二と闘った長州力、などなどが示した「殺気」こそがプロレスである。

 フジマルくんに言いたい。

 この試合は、ドロップキックという他の格闘家にはできないプロレス技にもう一度命を吹き込み、プロレスの醍醐味を復興する大きなチャンスだった。

 相手のやりたいことを全部やらせるのもプロレスの作法なら、全部やらせて、本当に痛くて怖いドロップキックを10発ブチ込んで試合を終わらせればいい。いや、そうするべきだろう。その「殺気」はお茶の間に届くよ。

 フィニッシュが、フジマルくんのドロップキック連発から、青木篤志選手のアームロックだったら、わしはさらに満足する。

 心がこもった技、人を感動させる試合、英雄が死なないプロレスは、インプロビゼーション、感じて動くことから始まるとわしは思う。

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コメント

こんばんは。プロレスに詳しいですね。
今、G+と契約してないから、この試合は観てないです。
春になったら、プロ野球セットに加入だから、観れますが・・今は指摘の通り、酷いですね。

仰る通り「貫禄」「殺気」はないですね。謎は・・これだけ情報がすぐ広まる時代ですから、仕方ないですけど。
鈴木みのるなんかは割と殺気ありますけどね。

投稿: シュナイダー「 | 2011年2月24日 (木) 17時46分

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