喜味こいし師匠のご冥福をお祈りいたします
勝手に「師匠」と呼んでいただけだけど……。
合掌。
ありがとうございました。
いとこい師匠は、作品の意味を教えてくれた。
お笑いスポーツノンフィクションを書いているとき、いつも、わしはいとこい師匠とともにいた。
この地上で一番面白い漫才だった。
こいし師匠は言った。
「一番手にならんことです。一番手はしんどい。二番手でええ」
しかし、テレビを批判する言葉はひとつもなかった。
揺るぎない自信、不滅の芸風とはこれだ。
いとし「あのね、僕もそろそろ、老後のことを考えないかん、と思ってね」
こいし「君ねえ……君、今、何言うたん!?」
いとし「せやから、老後のこと」
こいし「君はいくつや!?」
すべては滅び、すべては不滅だ。
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