香港競馬で200億円稼いだ男!? エド・ソープ
天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話 著者:ウィリアム パウンドストーン |
この本、すごいことが書いてあるのよ。
エドワード・ソープという人物についてである。
彼は、カリフォルニア大学アーバイン校の教授で、同時に、ヘッジ・ファンドの草分けマネージャーで、同時に、香港競馬で1億5000万ドルを稼いだ、というのだ。
で、調べてみると、香港競馬の控除率は、単勝、複勝、馬連、ワイドが17・5%。
これは、アメリカ競馬と比べて驚くべき数字ではないが、なんと、香港では、1980年代、国民一人頭(赤ん坊も含め)年間1400ドルも競馬に賭けていた、というのである。総額100億ドル。
香港にゴー!!
控除率の不利を補う「パイのでかさ」ってこと?
当然、ソープはコンピュータで予想をしたのだが、入力される変数は130にも及んだという。
ビデオを分析し、各馬の能力指数を出すスタッフがいたらしい。
その指数をもとに、「ケリー方式」で賭け金を決定。
しかし、それで200億円も稼げるか!?
その後、ソープはITバブル崩壊で1億ドルを溶かして、こう言った。
「競馬で確実に稼いできた金が、株式市場で損をしたものと比べてどれくらいかを見れば、馬は株よりずっと安全な投資に見えるでしょう」
17・5%の寺銭を取られても?
いずれにせよ、希望はあるよ!
日本競馬はボロボロになったけど、中国で競馬ブームは必ず起きる。
控除率は、おそらく、香港と同様になるはず。
競馬予想の緻密さでは(ソープには及ばないにせよ)、我が祖国は間違いなく世界最高水準だろう。
中国競馬で勝負じゃん!
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