UFO情報を求められているウィキリークスのどこがどのように画期的なのか!?
ウィキリークスが脚光を浴びたのは、戦争の実況である。
あの映像に衝撃を受ける人は、どこまでナイーブなのか?
戦争とは、ああいうもんでしょ?
罪があろうがなかろうが、人間を殺す。
飛行機から撃っても、路上で背中を撃っても卑怯なことに変わりはない。
マスコミ映像とどっちがショッキングなのか、というだけで、政治や正義とはなんの関係もない。
もっと悲しいのは、手に入れた情報をただ垂れ流すだけで、ウィキリークスに編集したり総合したりする能力が完全に欠如していることだ。
なぜ、戦争が起きるのか?
テキストを編もうとする人間は、得られた情報の中から、多くを捨て、本質を抽出しようとするよね。
ネットにはそういう知恵が完全に欠如している。
完全に資本の論理なんだよ。
グーグルがすべてのテキストを独占して儲けようとしたのと同様に、ウィキリークスは「秘密」を独占して儲けようとしたわけさ。
無政府主義者でもなんでもない。ビジネスマンである。
優れた調査報道のジャーナリストとウィキリークスが決定的に違うのは、独占と無駄骨である。
独占すればそれでいい資本家は、何一つ捨てないが、優れたジャーナリストは、手に入れたもののほとんどを捨て、テキストの完成を目指すわけさ。足を使って手に入れた情報はほとんどがガセネタなのよ。
ネットの気持ち悪さはここにあって、ネットもテキストをやり取りしているんだが、ネットの大立者は、独占のみを考える。シェアの競争のなかで汚され破損されゼロになるのは意味である。
だって、ウィキリークスと「本当のことだけ言う」人とは、ものすごく隔たっているでしょ? 違う?
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