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2010年12月14日 (火)

「国益」をあげた国があるのならひとつでも言ってほしい

 よく、テレビの政治討論番組で「国益」と言い出したら、そいつが勝つ、って構図があったのよ。

 国家も株式会社みたいに利益を出す組織だと、ということなんだろう。

 そんなわきゃねえのは、誰だってわかるよね。国家は福祉も担っているんだもの。

 日本はどう? 対ロシア、対中国、対韓国、対ブラジル、対サウジアラビア……利益を上げたことなんてあったか?

 佐藤優くんの人生相談なんか読んでいる場合か?

 いっちゃん負けたやつじゃんか!?

 官僚組織を株式会社にたとえる手法をとったのが民主党だよ。

 官と民、という構図を作って、民、つまり株式会社では、全員クビになっているのが今の官僚だ、という。

 バカか!?

 株式会社が、永遠に利益を出し続ける、という幻想が終わったのが今。今というより、20年前に終わっている。

 そこで出てきたのが、天才数学者が「美しい数式」に大借金を張った金融資本主義で、リーマン・ショックによってそれも終わった。

 国家が福祉も担いつつ、「国益」をあげる、なんてこと、科学的にありえるか!?

 だから国家はブルース、叙情にすぎないのである。

 北朝鮮を絨毯爆撃して、アメリカは世界を民主化すればいいはずなのだが、しないのは、敵が必要だからである。

 北朝鮮という敵がいれば、わしら日本人は「国益のために」一致団結する。

 それが、中国にまでトレースされたのが現在だ。

 急に言い出されたのは「中国の軍事力は未知数だ」ということ。

 未知数?

 そんなことはない。ある程度カウントして「脅威ではない」と数年前までは言っていた。

 なぜ、突然、「未知数」になるかといえば、国家は恐怖で成り立っているからだ。

 人間は進化する? ブルースはロックへと進化する?

 そんなことはありえない。

 外側の恐怖が、内側の郷愁を生み、国家はブルースのままなのである。

 そんで誰が得をするか?

 国家の福祉が破綻しても利子を取り続ける中央銀行だ。

 あなたが中国に敵意を抱いているのなら、日銀の株主はどうすると思う?

 戦争に投資するのだ。それも、中国と我が祖国、日本の両方に金を張る。

 科学的に、そんな博打は成り立たないが、恐怖とブルースがあれば、国際銀行家はそこから利益を得る。

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