中村錦之助は言った 率直に、大きな声で、愚痴を言おう!
『沓掛時次郎 遊侠一匹』は名作だと思うけど……。
中村錦之助先生は、何を教えてくれたんだろう。
思いつくことを箇条書きにすると。
理由のない虐殺を行う前に、礼儀正しく挨拶をしよう!
その虐殺によって、地獄に落ちた女性に対し、率直に、大きな声で、真実を語ろう!
真実とは、つまり「今の自分がやっていることはくだらない」ということなんで、結果、率直に、大きな声で、愚痴を言おう!
そうすれば、多分、何人殺しても、オールタイムで子供に好かれる、笑顔が最高な男になれる!
普通、殺人という経験は、人間を蝕むが、それを跳ね返す無垢な心を持とう!
客席のわしはこう言うよね。
そりゃ、無理だ。
娑婆では絶対に無理な人間のあり方が銀幕にある、という意味で、これは名作なのだろう。
上映後、客席からは拍手が起きた。
わしも泣いたけど、席を立ち、池袋東口の路地に出て、さて、わしはどう生きていけばいいのやら?
結局、泣いて、路頭。
『悪名』『波止場』『ばくち打ち』なんかを観た後なら、どんどこ歩いていけるんだけどなあ。
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