前田日明先生!!
というわけで、1982年ぐらいにプロレスは一度終わる。
だって、昔のプロレスはすごいよ。
フレッド・ブラッシーの初試合をテレビで観た老人がショック死したんだから。
大惨事の生中継って、いまだにメディアはできてないよね。
アンチ・モラルの極み。
で、再生可能な世界になって、「あのとき見た化け物」は、実はそんなにすごくない、ってなると、「本当にすごいのは何?」ってなって、「実は前座レスラーの藤原なんだよ」ってことになった。
えー!?
活字プロレスの始まりである。
『私プロレスの味方です』の時代はまだよかった。フリッツ・フォン・エリックもアブドーラ・ザ・ブッチャーも演劇論的「凄玉」だったから。
いや、そうじゃなくって、ブルーザー・ブロディと天竜源一郎の闘いを見て、実はどっちが強いのか、ブロディが勝ったけど、実は、このワンシーンに天竜の強さが隠されていて、とか、ただ書く。
わしも、そういうものを見ようとする。
負けたやつが実はけんかすれば強い。
こじれた。
わしは『ブルータス』の特集でルー・テーズさんと前田日明先生の対談をセッティングしたことがある。
前田先生は、ルー先生を歓待したが、その直後に、前田先生から叱られた。
「ルー・テーズはなあ、プロレスをダメにしたA級戦犯なんや!」
ルー・テーズは弱いですか、前田日明先生!?
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