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2010年9月16日 (木)

為替介入はドル支配の終焉を告げるか?

http://blog.goo.ne.jp/pat521215/e/fa2af069a771f3b78bca740877f6237c

 もう、本当にびっくりするのは、貿易規模で世界屈指の日本と中国の取引で、昨年7月まで人民元が使えなかったことだ。

 紙幣というのは、交換手段なのであって、日本人が中国人から松茸を買う際に、日本人は円をドルに替えてドルで支払い、ドルを受け取った中国人はそれを人民元に替え、などというめんどくさい手続きを省略するために発明されたはずなのだ。

 大恐慌、第二大戦後に、ケインズが提唱した国際決済統一通貨って、お金の便利さを知っている人間なら、誰だって思いつく便利なツールでしょ?

 アダム・スミスから新自由主義経済学へとつながる論理で言えば、より便利なものはめんどくさいものを駆逐して、為替レートなどというものはとっくの昔に消えているはずなのだ。

 ところがそうはならなかった。

 ドルに交換するめんどくさい手続きを説明する論理は、まさにオカルト、奇妙な論理である。

 日本人が、たとえば、液晶テレビを売って人民元をもらっても、それを運用するところがない、と多くのエコノミストが言うんだな。

 言い換えれば、便利なツールでしかない紙幣は、「運用」できなければ、価値がない、ということだ。

 ドルで決済をして、余った金はウォール街で増やしましょう!

 これが、ドル支配のスローガンなんだが……。

 リーマン・ブラザーズは詐欺行為の果てに破綻したんだぞ!

 人民元を持っている日本人は、中国の成長企業を買収してもいいし、投資してもいいし、おいしいものを買ってきて日本で売ってもいいわけさ。

 今、ドルを持っていて、何を買う。証券か!?

 わし、今一瞬、ロッキードなど軍需産業を買収して、戦争して、世界を破滅させてやる、とか考えたが、雨がしとしと降る裏池スラム長屋老パンクスの妄想ですわ。

 菅直人くんは総理大臣になって初めていいことをしたわしは思う。

 テレビは「単独介入に効果はない」と言うけどさ、時代は変わっているんだよ。

 円を売ってドルを買っても、2004年ぐらいまでのドル支配の世界では、結局、日本の保有するドルはアメリカに還流して、日本の産業のためにならなかったけど、今は違うとわしは思う。

 もっと言えば、効果がなくてもいいと思う。

 今、円が強いんだから、政治家たるもの、強い円を最も効率的に海外投資できるように筋道を示すべきなのだ。

 わしは、今こそ、世界の飢餓の根源であるアメリカの穀物メジャーに闘いを挑むべきだと思うが、まあ、それも貧乏長屋パンクスの妄想かも。

 あ、アマゾンを買収したら?

 世界一の電子書籍を作れるのは日本人なんだから。テキストも含めてね。

 元気を出そうぜ、もの書き諸君! 

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