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2010年6月16日 (水)

師匠の新作映画『サバイバル・オブ・ザ・デッド』を観てきたでえ!

 ゾンビ日和の暑い午後5時。

 館内はがらがらじゃなくて、さすがは「伝説のフィルメーカー」だな。

 で、感想だが……。

 ない。

 ポケット瓶のサントリー角をグビグビやっていたせい?

 グビグビやれる空気感が心よい。

 それが唯一の感想か?

 ジョージ・A・ロメロは、まず変態で、次に社会主義者である。

 その順番が、ショッピングモールを舞台にしたアメリカン・ニューシネマの傑作『ゾンビ』を生んだ。

 善良な市民を次々に虐殺する映画は許されないだろう。

 そんな理由で、虐げられた大多数、ゾンビが生まれた。

 ショッピングモールは、アメリカの地域共同体の崩壊の象徴で、そこで繰り返される虐殺は、アメリカのゴールデン・イヤーズの終わりを構造的にも倫理的にもえぐり出した。

 まことに単純な政治映画で、そこが大好きなんだなあ、わしは。

 最高傑作『ランド・オブ・ザ・デッド』はもっとわかりやすく、武装し団結した愚か者(ゾンビ)の群れが、ウォール街を包囲した。

 で、新作のテーマはなんなんだ!?

 爺さん二人の対立を描いた西部劇?

 レズビアンの女性兵士も、途中から合流するヤングも、存在意義がさっぱりわからん。

 ゾンビの殺し方も、前作『ダイアリー・オブ・デッド』でやり尽くしたのか、新味はないねえ。

 簡単かつ、残酷に殺されるだけのゾンビに、なぜか感情移入できる、ってのがロメロ作品の真骨頂なんだけど、それも消えている。

 終わっちゃったのか、師匠!?

 最後の作品になるかもしれない次作に期待だ。

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