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2010年3月 8日 (月)

キンドル長者の話はまだ聞かない

 テキストを書くことの未来はどうなっていくのだろう?

 まず、雑誌はダメだな。

 80年代、『アンアン』の広告は記事より多かった。

 この時代にわしは、ギョーカイを目指したが、この風潮を危惧する書き手しかいなかった。

 今、差異が完全になくなった。

 差異がないんだから、差異を広告する必要がなくなった。

 雑誌ライターは、滅びるよね。

 では、単行本。

 この世界では、誰も生き残れない制度があった。

 印税10%という理不尽な制度だ。

 たとえば、スポーツノンフィクションを書くために、松井秀喜に密着したとする。

 松井さんも単行本化を快諾してくれたとする。

 たとえば、「メジャー最終決戦」というタイトルをつけたとする。

 おそらく、取材、執筆でで3年はかかるよ。

 本の値段は?

 1500円くらいだよなあ。

 書き手に入ってくるのは、150円ぽっち。

 今の状況だと、初版5000部ってことだってありうるよ。

 税金を引かれて、手取り675000円だよ。

 さらに、今は印税まで値切ってくる出版社がほとんどだ。

 7%だとどうか?

 472500円だよ!

 3年かかって。

 キンドルのシステムは?

 多分、本は900円ぐらいなんだろう。

 印税はでも、70%!

 初版部数は決めなくていい。

 4500冊売れたら?

 2551500円!

 年2冊書いて、生きていける、ってことにならないか?

 ギリギリのラインだが、このシステムなら、「書こう!」と思う若者も出てこないか?

 もちろん、1万部を売る、ってのがプロのボーダーだと思うよ。

 プロの価値は、少なくとも、1冊500万円だと思うよ。

 でも、75万円だったりして、人にこう言われるんだけどさ。

「図書館にある?」

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