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2010年2月 3日 (水)

映画『アバター』と大航海時代

 400年前と本質は同じだ。インドにはコショウというすばらしいものがあるから、リスクを犯しても船を出すべきだ。賛同する人は投資を。

 資本主義社会はそうやって始まった。

 映画『アバター』の星にもそういう「差異」--今、ここにはないが、あそこにはある--がある。

 侵略。

 わしが物心ついてから、ずうっと映画はそんな近未来を描いてきたが、宇宙人がいる証拠は今も何ひとつない。一番近い惑星である月の資源についても誰ひとり知らない。映画は、「差異」がある、という、ありえない前提で今も作られている。

 アフガニスタンにリスクを犯しても船を出すべき理由があるか?

 イラクの石油は世界経済を救えるか?

 これ、すなわち差異果てだ。

 人類は、差異果てで何に希望を託した?

 金が金を生む、利子の世界、ウォール街だ。

 年金をはじめとした人間の生活資金の大部分が博打に投じられた。

 投資したが大失敗。崩壊。

 金融工学と競馬必勝法のどこがどう違う?

 あるのは希望的観測だけ。エンデは、さらに「時間」が奪われたと主張する。

 では、我が祖国の民主党政権はどうか?

 福祉国家は、企業、株式会社、コーポレーションが成長しつづけ、利子を払っても利益が出る、という前提で設計されている。

 湯浅学さんもそう考えて国家に参画したんだろうと思う。

 トヨタの車をインド人が買う、という前提だ。

「命を救いたい」という願いもこの前提で成り立っている。

 インドにトヨタの車が行き渡ると、次はアフリカ。

 そんなんで、人権が守られる? 

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