スポーツライターになりたいあなたに
マンハッタンのツインタワーのように、世界が次々に崩壊していく感覚。
朝起きるのがすごくつらいし、博打をやっても楽しくない。すぐに寝床に戻りたくなる。
もしや、うつ病?
いやいや、ここのところ、ドンキの安売りウイスキーを飲んでいるのがいけないんじゃないか?
ということで、黒糖焼酎の『奄美』を飲んでいる。
問題を整理してみたい。
はっきりとわかったことは、編集者がわしの原稿をぶっ壊したということ。つまらないものにした。
結果として、雑誌はつまらなくなるよ。
もうひとつは、一生懸命、原稿を書いても、正当な報酬は支払われないということ。
単行本を書いて、9割ピンハネされたら、スポーツライターは生きていけないよ!
10年以上、そう主張し続けてきたが、今や、9割3部の搾取が常態化した。
「スポーツライターになりたいんです」と言う若者にかける言葉がないよ。
絶対、やめたほうがいい。
そう言う他ないよ。
最近、「タダで昔の記事をネットにアップしたい」と依頼してきた講談社の編集者はこんなことを言った。
「ネットで中田さんの記事を読むことで、中田さんの単行本を手に取ってみようと思う人も出てくるなど、波及効果がある」
シナジーかよ!?
編集者の劣化はここにきわまった。
「シナジー」というアホな言葉で、わしらは貧乏になり、下流に追いやられたのである。
元『月刊現代』なら、ネットと腰を決めて闘えよ!!
ネットと連動なんぞ、ありえないよ!!
もう一つ、ハラに据えかねたことは、『週刊現代』の校了日に、バカみたいにでっかい講談社ビルの応接室で、
「ああでもないこうでもない」
必死で、原稿を直していると、こんな社内アナウンス。
「ただ今から、〇階〇〇室において、〇〇ハウスの一戸建てローン説明会を行います。皆さん、お集まりください」
わしは裏池スラムのクマネズミが出る借家暮らしだよ!!
スポーツライターになりたいあなたに。
こんな境遇、差別に耐えられるのなら、チャレンジだ!!
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