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2009年8月28日 (金)

三沢光晴様 あなたがつなぎとめていた世界

 超多忙で、報いのない日々。

 それもひと段落して、三沢光晴さんの追悼番組をもう一度見る。

 これもつらい仕事の続きではあるんだが。

 死は突然に襲い掛かってきて、わしに告げる。

 この地上に無意味な死などない、と。

 そう書け、とわしに告げる。

 追悼文。

 でも、三沢さんは闘い続け、「価値」を生み出し続け、あなたがいなくなっても世界は残る。

 その世界の無茶苦茶さはなんなのか。

 ジャイアント馬場よ!

 ジャンボ鶴田よ!

 橋本真也よ!

 三沢光晴よ!

 あなたたちがつなぎとめていた世界でわしは生きた。

 しかし、この無茶苦茶な世界、わし自身にとっては、言葉をまったく大事にしなくなった世界で、追悼文になんの意味があるだろう?

 わしは言葉の達人になりたかった。

 三沢さんは、人間に見せる人間のムーブ、その達人だった。

 わしもまた、三沢さんのように「的確」であろうとした。

 偉大なプロレスラーに対し、失礼を覚悟で言う。

 わしと三沢さんが目指してきた「的確」は、メディアによって否定されたのである。

 そんなものは貨幣と交換できない、と。

 テレビは、三沢さんを超えるムーブを作り出せる、と。

 雑誌には、中田潤の「個人的見解」「批評」などいらない、と。

 つまり、わしらが目指してきた「技術」も「個性」も「的確」もゼニならない、と。

 世界はそうなった。無茶苦茶になった。

 ハラを決めるしかない。

 三沢さんが死ぬまで闘ったように。

 三沢さんは繰り返し語っていた。

 誰もが「ここに来てよかった」と思える場所を作りたい。

 できることなら、そんな言語空間を作るために、わしも命がけでもがきたい。

 それは、ダメ人間、無能、世渡りベタなのに喧嘩だけはすぐする、という自己分析との闘いでもあるんだけど。

 三沢さんのようには闘えない。

 それをわかった上で、わしはへなちょこでも闘いたい。

 それが希望。あくまで希望。

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