映画『レスラー』、泣けたけど……。
背中からのカメラアングル。息づかい。
ミッキー・ロークの人生そのものな名演。
いい映画なんだけど、泣けたけど、この映画、実際のプロレスほど狂ってないんだよなあ。
せっかくハルク・ホーガンのWWF版湾岸戦争から発想しているのに、狂ったアングルが描かれていない。
主人公は「リアル・アメリカン」なんだけど、国家も描かれていない。
ダメ人間は描かれているけど、狂った男は出てこない。
映画ファンの評価は高いようだけど、プロレス・マニアは、もっと過剰なものを期待してしまうよ。
プロレスは、小さくて、貧しくて、失うものしかない「男の楽園」なんだけど、世界全体を裏返しにするパワーがあった。常に狂った男がいたからね。
力道山、アントニオ猪木、マス大山、ビンス・マクマホン、ミック・フォーリー……。
場末の名画座が似合うさびしい男個人の映画で、それはそれで完結しているんだけど、劇映画なんだから、リングだけでは表現できないプロレスをやってほしかったなあ。
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コメント
ココログ、何をやってんじゃ!?
投稿: 中田潤 | 2009年7月 1日 (水) 02時21分