散歩して、町田康
競馬でやられたら、また長い執筆、そして散歩。
また、ジュンク堂まで行って、これを座り読みしたら、
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真説・外道の潮騒 著者:町田 康 |
止まらない。買うしかない。
ああ、またしても、バンドで負け、文章で負けた後輩(「長幼の序」ですから)の、たぶん、相当リッチになった印税生活に寄与してしまった!?
面白くないわけないじゃん!
あの「マーチダ・コー」が、NHKのドキュメンタリー部門と、なんと、チャールズ・ブコウスキーをテーマにアメリカを旅する、と言うんだから。
朝日新聞の記者と同様、最悪なのは、NHKの職員は、ほぼ全員が「うちの媒体に出たくない日本人はいない」と信じて疑わないことだ。
そりゃ、ブコウスキーの映画をテーマにした傑作、『パンク、ハリウッドを行く』よりひどい展開になる。
前半、30ページで既になっている。
わしもスポーツノンフィクション『ラストラウンド』を書き、テレビに引きずり出されたことがある。
BS朝日の番組だったが、
「この枠は、あなたの作品を映像化するために作った」
とかね、
「僕はあなたの作品を映像化するために、助走としてこんな作品を作って来た」
とか、むちゃくちゃヨイショするし、むちゃくちゃ熱い。熱いけど、「諸事情でわしがあの人にインタビューするのは無理」とか言うと、ぶんむくれる。
ディレクターのなかに既に台本はできていて、スケジュールも決まっていて、……てゆーか、『ラストラウンド』はわしの作品だよ! 1000の言葉からひとつを選んで書いたんだから、後楽園ホール前の路上で、わしにインタビューしても、苦しげなハゲがいるだけだよ!
グレート金山さんは、32歳でリングで死んだのである。
後輩に威張れるのは、NHKBSよりわしの番組はさらにマイナーだったから、テレビでわしの作品は薄められたが、その本質をスタッフは理解していた。
町田康が中原中也を語るテレビを見たけど……むごいよ。
わしは、新刊本のプロモートになって、確実に50万円の得がなかったら、金輪際、テレビには出ない。
テレビで心の底から尊敬する人(グレート金山さんがまさにそれ)を語ったら、まず間違いなく、後悔をする。
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