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2009年3月 2日 (月)

お金は働くか?

「利子」の存在理由を、わしはずうっと考え続けてきたのだが、ものすごいトンデモ理論が世界を支配しているのよ。

 必要な人にお金を貸したら、そのお金が働いて、利子を生む、と言うんだな。

 マネーの労働価値論。

 ものすごいトンデモででしょ? UFO神話など、はるかに凌駕する!

 現実はどうか?

 シェークスピアの『ベニスの商人』での時点、つまり、400年前の時点で、アントニオーニの船は沈没、リスクによって、利子は否定されている。

 終戦後、ソニー株を買ったり、ソニーに投資した人は、今、大金持ちだ。

 ゆえに、「マネーは働き労働価値を生む」とか言うバカ者がいる。

 違うんだよ。マネーがマネーを生んだんじゃなくて、ソニーは「差異」を生み出し続けたんだよ。

 差異は、資本主義のエンジンなんだよ。利子がエンジンじゃない。

 差異とは何か?

 シェークスピアのテキストが400年前に提示している。

 インドまで船で行けば、コショウや紅茶ががバカみたいに安いカネで手に入ったのである。

 それをイギリス国内で10倍の価格で売れる。

 それが、最古の株式会社、東インド会社を生み、植民地政策を生み、戦争、ガンジーの闘いを生むのである。

 わしを夢想家と呼びたいやつは呼べ。

 そのバカみたいな400年が、今まさに、終ったんだよ。

 差異は今、どこにある!?

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