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2009年2月 6日 (金)

郵政民営化への相反する二つの見方

 ひとつは、小泉純一郎が言った、

 自民党をぶっ壊す!

 である。

 財政投融資制度によって、郵便貯金を国の裏予算として、公共事業、天下り法人、主に農業に対する補助金などにじゃぶじゃぶ使ってきたことをやめる、ということ。

 この利益配分で自民党は、主に土建屋、農民から支持され、選挙で勝ってきたのだから、これをやめたら、自民党はぶっ壊れる。

 現に今、壊れている。

 麻生太郎が個人として壊れているのは自己責任?

 一方、日本最大のロビイストである在日米商工会議所は、一貫してアメリカの保険会社のトップが会頭を勤めてきた。

 ちゃんと調べて書くべきだが、今もAIG(破綻してるじゃん!)の日本語が不自由なアジア担当が会頭だとわしは記憶している。

 ロビイストが小泉純一郎を通して、一貫して主張してきたのは、

 郵便局の簡易保険をぶっ潰せ!

 これなのだ。

 現にぶっ潰されて、日本のテレビはアフラック、アメリカン・ホーム・ダイレクト(ダイレクトなのならなんで日本に出張ってくる?)など、外資保険屋のCMだらけになり、今も多くの高齢者が騙され続けている(たとえば、「50・80よろこんで」は病気で入院してもお金をくれない)。

 まさに、悪貨が良貨を駆逐する、で、世界最高の保険「かんぽ」は、市場で負けたわけではないのに政治的に殺された。

 宮内義彦は、「官製経済が日本を滅ぼす」と主張し続けてきたが、「かんぽ」は税金で成り立っていたわけではない。

 考え込んでしまうよな。

 これはまず、マスコミの問題なのではないか?

 何十年も、日本のマスコミの主張は、

 官僚が悪い!

 これだ。

 これしか言わない。

 年金のグリーンピアが悪い!

 ゆえに、郵便局の「かんぽの宿」も悪い!

 民間企業なら、こんな経営が許されるはずがない!

 そこに、詐欺師、宮内義彦が入り込んでくるのである。

 そんなもん、民間企業の方がもっとあくどいことを数万倍やってきたよ。

 もうひとつは、資本主義のエンジンという観点。

「かんぽ」は市場で負けたわけではないのに、政治的に潰さなきゃいけない、というというところまで、世界のビジネスが追い込まれている、と言えないか。

 今のマスコミの論調は、

 市場原理主義が悪い!

 でも、市場原理に任せていては、アメリカの保険屋は利益を上げられなくなったのだ。

 だから、市場を歪めねばならない。

 その典型が、400億の市場価値があると入札希望者(市場への自由なアクセスを保障された個人)が算定した「かんぽの宿」を100億円余りでかっさらった宮内義彦である。

 市場をわからないように歪めるやつ。それを詐欺師という。

 宮内義彦に問いたい。

 経済学者、竹中平蔵に問いたい。

 自民党の利益配分も市場を歪めてきたが、それに比べて、得をする人が極端に少ない(皆無だろ、実際)構造改革こそ、史上最悪の「官製経済」なのではないか!?

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