« 郵政民営化への相反する二つの見方 | トップページ | ウライケ(裏池袋)観光ガイド 歴史発見館 »

2009年2月 6日 (金)

景気はもうよくならない

 整理しましょう。

 株式会社は、株主への配当を超える利益を得なければ、存続できない。

 多くの株式会社は、株主の配当に加え、銀行からの借金で事業を行っている。

 さらに、法人税、社員の保険料を株式会社は払わなくてはならない。

 配当+利子+税金+保険料を超える利益を得なければ、株式会社は存続できない。

 一方、人間は必要以上のものに金を払わない(払わなくなった)。

 ここからが意見の分かれるところ。

 株式会社が、総取引の20~30%にもなる配当+利子+法人税+保険料という負担を負い、それを価格に上乗せし、それでも多くの人が買う商品を作れるのか、ということだろう。

 今まではできた。配当+利子+法人税+保険料を超える利益こそ、経済成長だった。

 産業が、それだけの利益を生み出したから、金融機関は利子を得て存続できる。

 株式会社は、常に20~30%の損失を出してもやる価値のある組織として生まれたのである。

 今、25%の損を承知の上で作る商品はある?

 本当は100円なのに、125円で買ってもらえる商品はある?

 ここ300年ほど、そんな奇跡の商品が存在したのである。

 遠隔地貿易、奴隷労働、植民地化、産業革命、大量生産、合理化、効率化で20~30%の損が帳消しにできた。

 これからもそれができる?

 人間は流木ではない。

 社会(川の流れ)が、人間を規定するのではなく、人間は流れに逆らってでも生存に必要なものを最低限、求めていくよ。

 今まで語られてきた意味で(今までの社会、今までの川の流れで)「景気がよくなる」ことはもうない、とわしは思う。

 わし個人が思うだけなんで、反論もすごくあるはず。

 だからこそ、希望があるのよ。

 今日と同じことが明日も繰り返されるのなら、人間は永遠に奴隷だとわしは思う。

 

|

« 郵政民営化への相反する二つの見方 | トップページ | ウライケ(裏池袋)観光ガイド 歴史発見館 »

コメント

25%さっぴかれる
(森巣博いわく)インチキな
日本の公営ギャンブルも
そろそろ終わりですかね。
それとも価値はありますか?

投稿: 最強読者 | 2009年2月 7日 (土) 03時24分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 景気はもうよくならない:

» 初めて顔射してきたw [マゾヒスト中川]
前に教えてもらったサイトにいってきました!マジでヤリまくるだけで27萬もらえたから一応報告w スレンダーなのにGカップで奇跡のようなお客さんに気に入られたし、仕事減らしていこうかな^^;w... [続きを読む]

受信: 2009年2月 6日 (金) 06時04分

» カードローン [カードローン]
お金に関するRSS情報などをサイトニュースの更新のため定期的に収集しているためにトラックバックをさせていただきました。 よろしくお願いします。 [続きを読む]

受信: 2009年2月 6日 (金) 19時50分

« 郵政民営化への相反する二つの見方 | トップページ | ウライケ(裏池袋)観光ガイド 歴史発見館 »