場当たり的対応しかできないから、恐慌
じゃあさ、80年代にホームレスになった人を国家は助けようとしたか?
コーポレーションが明確に打ち出した派遣切りはなんとかしようとする。
これ、すなわち、場当たり。
ローズヴェルトも場当たりでやって、不況撲滅には時間がかかった。
今の事態はどうか?
わしは約半世紀生きてきて、世界中から需要が消え、さらに、魅力ある新製品が消えた事態を経験していない。
資本主義がおかしくなったり、資本主義が先祖がえりしたんじゃなくて、資本主義自体が終ったのではないか?
キャノンのプリンタ商売はその象徴。
わしは結局、ブラザーの一番安い複合機をビックカメラのポイントで買ったが、しみじみ思うよ。
もう、買い物にはワクワク感なし!! 皆無!!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
本当に、世界中から需要が消えたのか?
わくわくしながら買い物をする人間はいないのか?
そんなことはない。
いくらでもいる。ただし、海の向こうの共産主義国家にw
バブルのように土地転がしで儲けたやつらがいる。
時代劇の悪代官よりも腐った地方役人がいる。
彼らと結託して、利益をむさぼる商売人…日本人も含めて!!…も存在する。
彼らの消費の旺盛さは日本橋でも見れば一目瞭然だ。
無論、そんな彼らに、土地を追い出された出稼ぎ農民たちも大都市にはごろごろいる。
彼らも、機会さえあれば、消費したいと願っていることは間違いない。
いわゆる、後進国の需要は消えてなくなりはしないだろう。
辛くなっていくのは、先進国。
そして、日本は先進国の中でもトップクラスに、生存権を軽く見ている!!!
それが、私を絶望的にさせるのだ。
年金の不安。生活保護の水際作戦。
保険料の値上げと、保険医療の引き下げ。
雇用保険の脆弱性と、労働組合の軟弱さ。
そして、内田樹いうところの、共同体の崩壊による、弱者が望んで格差を再生産する救われなさ。
日本中が銀行になったのだと思えばよいのだろう。
「晴れたときに傘を貸し、雨が降ったら取り上げる」のだと。
投稿: うへ | 2008年12月19日 (金) 21時22分