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2008年11月27日 (木)

農林中金危機

 博打の話しかしない日々。

 それはそれで楽しいのだが、「ダイワスカーレットはバケモンや」とか言っているうちに、農林中金に火がついた。

 それみたことか?

 日本の構造改革がバッタもんなのは、農水省を見ればよくわかる。

 農林中金は、80年代に民営化しながら、未だに農水省の天下り機関。

 農林中金は、国内最大級の機関投資家でありながら、投資に関する透明性はゼロに等しい。

 JRAと同様に、農水省関連だけはブラックボックスなのである。

 わしが馬産地、北海道浦河のひだか東農協の破綻を書いたとき、反応してくれた人は数人だった。

 各農協、JAバンクを見れば、貸出額が預金額を大きく上回っており、「取り付け騒ぎが起きて当然」の状況が10年も続いているのに、手を打った形跡はない。

 2億円の借金を背負った牧場主はどうしていたかと言えば、組合勘定(1年単位の高利の借金)を返すために、M資金(農林中金が融資する比較的長期返済の借金)を借りて返し、その返済に困るとL資金(農林中金が融資する10年タームの借金)を借りて凌いできた。

 サラリーマンが400万円の借金で自己破産するなか、北海道の農民は2億円を借りても仕事が続けられる仕組みを農林中金は作り上げた。

 牧場主は、点滴の管を付け替えて生命を維持するだけの寝たきり老人に成り果て、寝ているうちに競馬場は次々に廃止に追い込まれた。

 そんなこと、長く続くわけねえじゃん!!

 JAバンクは、『サザエさん』のCMで小さい金庫がたくさんあるから安心、みたいなことを言っていたが、GⅠ馬の生産者が小さな金庫から2億円を引っ張っていた。

 小さな金庫の理事長は、同じように数千万円の借金をしている牧場主だから、審査なんかできっこない。

 オグリキャップのような馬を作って、一発大逆転じゃ!

 そんな「事業計画」しかないやつらに、真面目に米や野菜を作っている人のなけなしの金をくれてやる理由はあるか!?

 大和生命とまったく同じ。

 農林中金は増資をするが、「どんな博打をやって負けたのか?」を明らかにしていない。

 明らかなのは、すべての金庫が空っぽだ、ということだけである。

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