« 世界が戻ってくる! | トップページ | 京の紅葉 »

2008年11月24日 (月)

不安になる必要はない

 とわしが強く感じるのには、理由がある。

 なぜなら、金融システムが崩壊した国に行くと、ものすごく、気が楽になるからだ。

 メキシコだ。

 国家ではないところに行くと、さらにうれしい。

 プエルトリコ、マカオ。

 プエルトリコで出会ったおっさんは、靴がない(靴下で外出。もちろん家なんかあるわけない)のにわしより100倍うまいステップでサルサを踊り、わしより倍は幸せそうだった。

 わしが単なる遺伝子の乗り物だと仮定して、遺伝子は、「横にいるやつを損させてわしが儲ける」という指令をわしに出しているか?

 違う、と思うんだよ。

 もし、そうだとしたら、人類は共同して狩りをしたか?

 グローバルとか言っても、世界の金融システムは何度も崩壊してきた。この日本でもメガバンクが誕生したってことは、ひとつの会社じゃ立ち行かなかった、ってことでしょ?

 金融システムは何度も崩壊して、それでも、人間は生き延びてきた。

 砂漠の底に眠っている木材の成れの果てを汲み上げて、借金して買ってきた鉄の箱にわざわざ入って高速で移動する必要が人間にはある?

 ない、ってなれば、恐慌なのだ。

 そもそも、ない。ないのに正直に「ない」って言っただけで崩壊する世界は世界じゃない。

 車がなくても人は生きてゆける。

 でもね、目の前のいる人の心を慮ること、人に情をもって接することを失ったら人間は生きていけない。

 人間は流木ではないし、カモでもない。

 不安になることは何もないではないか。

 経済が崩壊しても、わしらは遺伝子(神でも道徳でも哲学でもいい)の命ずるままに、他人の心を知ろうとしつつ、自由に生きればいいのである。

 世界が崩壊しているのではない。

 世界の表層に張り付いている欺瞞が解けているだけ。

 わしらは確かにバラバラになったんで、努力がいる。

 でも、その努力は「わかってあげよう」という一点だ。

 報道を信じるな。小泉容疑者をわかってあげようと努力しよう。

|

« 世界が戻ってくる! | トップページ | 京の紅葉 »

コメント

ブエノスアイレスにいます。日本では年金の国有化からまた経済危機が叫ばれていたアルゼンチンですが、全くそんな気配なしです。日本で流されていたニュースは全くなんだったのでしょう。
 確かにヨーロッパやアメリカからの観光客は減ってはいるのかもしれませんが、ダンスホールやカフェ、レストラン何処も超満員です。観光客の多いフロリダ通りも人で溢れています。
 物価は以前の倍から3倍になっていますが、街の熱気は2002年の経済危機から比べたら、全く好調そのものです。
 こちらにいると日本で流されている悲観的なニュースは何かの策謀ではないかとさえ、感じられます。世界の実態は変わってはいないのでは??
不況のニュースを意図的に流し、経済支援の名目でまた、日本から金を搾り取る、アメリカの政策なのでは?とかんぐりたくなります。
それにしてもそこまで落ちるか、日本株!

投稿: ケンジ | 2008年11月27日 (木) 03時46分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 不安になる必要はない:

» ビジネス情報足りてますか?? [よろず!BIZNET]
突然失礼を致します。 よろず!BIZNETといいます。 毎日とはいきませんが、ビジネス新情報を みつけては更新してます。 是非ご訪問くださいm(__)m [続きを読む]

受信: 2008年11月27日 (木) 11時12分

» ◎メールを受信するだけ!〜しかも“開封不要”で毎日1万円!◎ [メールを受信で毎日1万円!]
普通の人には気が付かない…ある<フリーメール>を利用することで、メールを受信するだけで毎日1万円をGETできるのです!! 超初心者OK! ⇒ http://dp25118492.lolipop.jp/af/c8.php  [続きを読む]

受信: 2008年12月 3日 (水) 14時51分

« 世界が戻ってくる! | トップページ | 京の紅葉 »