スティグリッツ、国連へ! ああ、貧しくて素晴しい世界へ!!
素晴しいニュースの連続ですなあ。
ブラウン首相は、こう言った。
「G20を第二のブレトンウッズ会議に」
具体的にEUがどんな提言をするのかは不明だが、ブレトンウッズ会議でケインズが提唱した世界通貨「バンコール」が議題に上る、かもしれない。
それに呼応するように、スティグリッツを議長にした新組織が国連に生まれるらしい。
スティグリッツは「バンコールが世界を救う」と明言している。
ケインズ案では、「IMFがバンコールを発行する」だったが、スティグリッツは「IMF、世界銀行に代わる国際機関が必要だ」としている。
イギリス、フランス、ドイツが、この流れに賛同すれば、G8以外の参加国は、拍手喝さいするだろう。
すべての国が「ドル支配」と「通貨危機」で散々な目にあってきたからだ。
金策に走っている日本の素晴しい職人の皆さん、「円高不況」から、開放される日は近い、かも。
しかし、マーケットは大混乱だろうな。
「為替」が消滅してしまうんだから。
アメリカの崩壊の本質は、資本主義の本質である「差異」(今までのオーディオ機器は応接間にあったけど、新製品のウォークマンは持ち運びができる、ってのが典型かな)を金融のみに求めたことだ。「円キャリートレード」がその典型。ゼロ金利の日本で金を借りて、急成長のインド株を買う、とかね。
行き着く先は、通貨危機で、「アジア通貨危機はジョージ・ソロスが仕組んだ」というマハティール首相の言葉、わしは正しいと思う。
世界中がイカサマの賭場になってしまい、イカサマ師だけがぼろ儲けできる世界。
もし、それが終るのなら、わしらはどうやって生きて行けばいいのだろう。
まず、言えるのは、これまで言われていた意味での「好景気」はもう来ない、ってことだ。
誰もが紙幣を使わなくなり、需要は消え、みんながどんどん貧乏になる。
ま、これは、いいじゃん。今でも貧乏なんだから。
基本は、生活必需品を作る、ってことで、基本中の基本は3大栄養素を自分で作る、ってこと。みんなで畑をやろう。荒れ果てた田んぼを耕し直そう。
家を失う、ってことに備えるには、やっぱ、アウトドア・サバイバルで、暖かい寝床と安全な水を自分で作れることは重要(だから、わしはサンヨーという会社に注目してたんだが)。
人は雑誌を買わなくなっても、テレビとインターネットという娯楽はなくならないと思う。
我が祖国に必須なのは、テレビとパソコンで世界シェア1位を維持することだ。
円高不況はもうないんだから、最高の仕事をして、最高ぶっちぎりのテレビとパソコンを細々と作ろう。
わしはこの仕事を続けたい。本を読む、というのも、基本的な娯楽だと思うけど、本は買ってくれるのかなあ。
戦後の大出版社創設者のように、露天から始めるか。
理想は、晴耕雨執筆かな。
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