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2008年11月17日 (月)

「あらゆることをする」って、何すんの?

 G20って、結局、権力者が自国民に向けてかっこつけただけじゃん!

「後世に語り継がれる」とひょっとこ麻生は言うのだが、明日の株価大暴落で、語り継がれんじゃねえの?

 サルコジにいたっては、「宣言にはすべての要求が採択された」?

「ドルは唯一の通貨ではない」と大見得切って、通貨、為替に対する言及はひとつもない。

 語り継がれるのは次の点だと思うよ。

 この会議に20カ国が集まったが、この時点ではまだ、ドルは強く、その直後のアメリカ国債とドルの大暴落を事実上、容認してしまった。

「手遅れ会議」として。

 基軸通貨を一国の紙幣としている限り、危機は何度でも、無数にやってくる。

 事実、ドルの国は理由のない戦争に3兆ドルも費やし、泥沼に捨てた。この時点で、ドルの価値は大きく損なわれている。

 次にイカサマ師の「贋札印刷」(証券化商品)がばれ、贋札を配っていたイカサマ師は、本物のドルを客に返さなくてはならなくなった。これによって、さらにドルの価値は失われた。

 ドルの価値が失われるだけではなく、イカサマ師はハンガリーにも投資しており、客にドルを返すために、ハンガリーの紙幣をドルに替え、できれば独立独歩でやりたかったヨーロッパの国に通貨危機を引き起こしてしまう。

 ハンガリーを助けるために、IMFを通じて、アメリカが大量のドルを印刷して提供したら、やっぱり、ドルの価値はさらに損なわれるじゃん!

 わしは、国家関決済通貨「バンコール」が必要だ、と書いてきたが、ここまでくるともうわけわからん。

 陰謀説にたって、たとえば、バンコール創設はフランスが世界経済を陰で操るための仕掛け、なんてことになれば……。

 いや、実際にそうではなくても、そういう風説が多くの人に共有された時点で、バンコールもサブプライム関連証券と同様の道を辿る。紙くずになる。誰もバンコールを受け取らなくなる。

 新しい紙幣を印刷するには、たとえば、「1バンコールは、明日も必ず、ハンバーガー一個分の価値がある」と60億人に思わせなきゃいけないのである。60億人を説得できる優れた指導者がどこにいる?

 世界大恐慌では確か、金融危機の次に、多くの国がデフレになって、ドイツがハイパーインフレーションに見舞われる、という事態に至った。

 同じ道を辿る、と言いたいのではない。「今日の1マルクは昨日の1マルクの価値はない」と人々が思えば、ただ単にそう思っただけで、インフレは起きるし、どこの国でそれが起きるか、なんていう予測は絶対に不可能だ。マネーサプライも実体経済も国民総生産も関係ない。

 つまり、紙幣は「交換に便利なだけのただの道具」という認識が60億人に共有されないかぎり、危機は何度でもやってくる。

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